猛暑の五輪は… 日程再検討を

 2020年の東京オリンピックは7月24日に開幕されることになっている。しかし、東京が一番暑い時期に開いて大丈夫なのか、という声が大きく広がっている。じっさい、今年は梅雨が6月末に空けて、7月に入るとひどい猛暑が続いた。都内では7月23日から29日の期間、熱中症で1146人が救急車で運ばれ、命を落としてしまった人もいる。こんな状態が7月後半から8月下旬まで続く。そんな中でオリンピックを開いたら選手の中で死ぬ人が出るかもしれない。また、応援・観戦する人の中で熱中症になる人も多く出るのではないか。日本共産党東京都議団は7月31日、小池百合子都知事と森喜朗大会組織委員会会長に、開催日程を再検討するよう要請した。前回、54年前の東京オリンピックは10月10日が開催日だった。今回はテレビ放映のため、7月24日開催が決められたという。猛暑・酷暑が予測される中での開催は無理筋である。見直すべきだ。(苫)

ベストセラー 『君たちはどう生きるか』

 マンガ版を含めて大ベストセラーになっている『君たちはどう生きるか』(吉野源三郎)を読み終えた。私の読んだのは岩波文庫版で、丸山真男氏の長文の「回想」も入ったものである。私が真っ先に感じたのは時流に流されることなく生きてゆくことの大切さを力強く訴えていることである。同時に人間は孤立したものではなく、いろんな人びととつながって存在しており、1人ひとりが大切でかけがえのない存在であることを明確にしていることである。そこに吉野源三郎氏の気迫を感じた。当初、少年向けの感じで、なかなか入りづらい感じだったが、中盤以降から徐々に面白くなってきた。第4章の「貧しき友」のなかで展開されている「貧困」問題は、現在にもつながっているもので、その見解は当を得ている。1937年、いまから80年も前に書かれたこの本が80万部を超えたベストセラーになっている。そのことに私は、日本人の良心が脈々と続いているのだと、とても心強く感じた。(苫)

日中友好めざし 東京都連大会

 日本中国友好協会東京都連合会の第67回大会が16日、文教区民センターで開かれた。私は同協会の渋谷支部の副会長を務めており参加した。大会では、さる6月12日におこなわれた米朝首脳会談で朝鮮半島の非核化、朝鮮戦争の終結など世界史的意義を持つ方向が示され、「朝鮮半島ならびに世界平和と繁栄に貢献する」との共同声明が出された。これを受けて、それに反する安倍政権の軍事増強路線は、絶対に許されないものだ、などの意見が相次いで出された。同時に協会が「日中不再戦」をかかげ、東アジアの平和のために活動してきたこと、とくに「東アジア文化フェスタ」を開き成功させたことを踏まえ、いっそう頑張っていくことの重要性が語られた。日本の中国への侵略で1千万人の死者が出ている。どれほど中国人に日本人はひどいことをしたか。その反省のうえに私たちは日中友好を進めてきた。そのことに確信をもって、さらに進んでいきたいと思った大会だった。(苫)

今年も800本 十号坂カンカンバザール

 笹塚十号坂商店街の夏の大イベント「カンカンバザール」の季節がやってきた。今年は8月25日に実施される。わが事務所も商店街の一員としてこのイベントに協力し、フランクフルトの販売を手伝ってきた。それが5年前から「焼きトウモロコシ」の販売を一手に引き受け「カンカンバザール」を盛り上げてきた。最初は400本に挑戦したところまたたく間に売り切れた。そのため、翌年は600本に。これも2時間ほどで完売。「食べたかったのに」と恨まれた。そのため、3年目は800本に挑戦。天候もよく人出も多かったのでこれも完売。ところが、4回目は雨が時折振るという天候のため600本を売るのがやっと。200本も残が出た。昨年は800本にちゅうちょしたが、午後8時までかかって売り切った。朝7時に集合し、皮むきをして茹でる。それにガスバーナーで焦げ目を入れて、炭火で仕上げて売る。大変な作業だが、「おいしい」と頬張る人の顔を見るのが楽しい。今年も800本に挑戦だ。(苫)

真打登場 幡ヶ谷出身の落語家

 幡ケ谷で育った落語家・古今亭駒次が真打に昇進することになった。彼は幡ケ谷2丁目の都営住宅育ちで中幡小、笹塚中、都立松原高校、玉川大学を経て落語の世界へ。15年の修業期間を経て39歳で念願の真打になる。その真打昇進披露興行が9月23日の鈴本演芸場から始まる。今回、彼とともに真打になったのは、古今亭駒子、林家たこ蔵、林家小平太、林家勘之助の5人。真打になったら、一人前の落語家と認められ、出演料もアップする。弟子をとることも許される。まさに「師匠」になり、生活も安定する。さて、彼の真打昇進披露興行は、鈴本演芸場を皮切りに新宿末廣亭、浅草演芸ホール、池袋演芸場、国立演芸場でおこなわれる。彼が出演するときはトリを務めることになっており、熱の入った落語が聞けるだろう。その前に7月27日午後2時から笹塚区民会館で開かれる「ささはた寄席3人の会」(入場料1000円)に出演する。一足早く真打登場の落語を味わいたい。(苫)

過労死促進法 自公らが強行

 安倍晋三首相が今国会の最重要法案と位置づける「働き方改革一括法案」は、参議院での審議が大詰めを迎えている。自民、公明の与党はさる5月25日の衆議院厚生労働委員会で、過労死で家族を失った人びとが「長時間労働を認め過労死を助長するような法案は強行すべきではない」と審議を見守るなか、強行採決をおこなった。まったく傍若無人の態度である。そもそも「働き方改革一括法案」は、労働者のニーズが提案の理由だったのに、「高度プロフェッショナル制度(残業代ゼロ制度)」についての基礎データとされたわずか12人のうち、法案の要綱が出される前に聞き取りした人はゼロだった。じっさい、労働者から上がっているのは反対の声ばかりで、賛成の声はほとんどない。地方公聴会では経営者の参考人から「過労死がないようお願いしたい」との声が出る始末だった。こんなひどい法案をごり押しすることは許されない。なんとしても廃案に追い込もうではないか。(苫)

また墜落 沖縄の米軍機

 11日早朝、沖縄県那覇市沖に米軍嘉手納基地所属のF15戦闘機が墜落した。同機は1人乗りでパイロットは緊急脱出した。パイロットの命に別状はなく、他に被害がないことに私は安堵した。アメリカ軍に対し、沖縄県は安全が確認されるまで同型機の飛行中止を求め、アメリカ軍は同型機の飛行訓練を中止すると発表したが、2日後に再開した。沖縄県によると、1979年のF15の嘉手納基地への配備以降、周辺訓練区域でのF15の墜落は今回で10回目。1972年の本土復帰以降、ヘリコプターなども含むアメリカ軍機の墜落事故は49件。翁長雄志知事は、昨年から今年にかけて、アメリカ軍機の部品落下や緊急着陸も含めトラブルが絶えないことを指摘し「これまでの問題が1つも解決しないまま、また新たにF15が落ちた。先進国でこういう国はないのではないか」と日本とアメリカ政府に抗議を示した。沖縄はアメリカの植民地ではない。ただちにアメリカ軍は撤退すべきだ。(苫)

昭恵夫人を隠すため 文書改ざん

 森友学園の国有地取引に関する決裁文書改ざん事件で、財務省は4日、調査結果と関係職員20人の処分を発表した。その内容には多くの疑問が残るが、うそにうそを重ねた事実を公に認めたことは重要だ。財務省の値引きとその文書改ざんがおこなわれた背景に安倍首相の妻、昭恵氏の関与があることが明らかになった。昭恵氏が森友学園に協力し、土地の売却を求めたにもかかわらず、安倍首相は「妻は関与していない。関与していたら私は総理大臣を辞めるし国会議員も辞める」と答弁。その後、財務省が国会と国民を欺き、文書の改ざんと隠ぺいに走ったのだ。にもかかわらず安倍首相は、野党の質問に対し「私や妻にこの問題を持っていこうと考えるから本質からそれていく」などと述べ、他人事のような答弁を繰り返している。まったく開いた口が塞がらない態度である。こんなひどい首相がいるだろうか。1日も早く辞めさせなければならないと改めて思う。(苫)

東京高裁でも勝利 9条俳句

 「梅雨空に『9条守れ』の女性デモ」の俳句を公民館だよりから排除したことは違法だ、として作者の女性がさいたま市に掲載を求め、東京高等裁判所に訴えていた裁判の判決が5月18日に下された。結果は昨年10月の埼玉地方裁判所と同様に、俳句を不掲載にしたことは違法だと断じた。私は、さいたま市の公民館の俳句サークルの人びとが自分たちで毎月1句の秀作を選び公民館だよりに載せてきたものを「政治的」と決めつけ、掲載を中止したことは、表現の自由を奪う乱暴な行為だと感じ、はたがや句会の仲間たちと、さいたま市に抗議に行った。そして、憲法を守るべき自治体が思想信条の自由を奪うことは許されない、と不掲載の中止を求めた。しかし、さいたま市側は、私たちの要望を頑として受け入れなかった。今回の判決は、さいたま市の不掲載は「当該住人の人格権的利益を侵害するもの」と断じた。当然の判決である。今度こそ、さいたま市は判決を受け入れるべきだ。(苫)

102回目の募金 6月に福島へ

 5月11日午後4時30分から1時間、トマ孝二議員と7人のボランティアが笹塚駅前で、東日本大震災被災者救援募金活動をおこなった。今回で102回目である。仕事帰りの乗馬ズボン(鳶服)の若者が「共産党がやっているのか」と言い、サイフから小銭を出してくれる。また、自転車で通った母親が、幼児に小銭を持たせてくれるなどで、合計1万651円が寄せられた。この日は、活動を盛り上げようと津軽三味線奏者の松田浩志氏と民謡歌手の佐藤裕子さんがやって来て、三味線と歌を披露。それを遠巻きに見ていく人や近づき募金していく人もいた。東日本大震災の発生から7年2カ月が経った。しかし、いまだに避難生活をしている人は7万人もいる。とくに原発事故と地震・津波の被害を受けた福島県の沿岸部は多くの人びとが故郷に戻れていない。トマ議員とボランティアの人びとは6月2、3日、南相馬市や浪江町などに、この間寄せられた募金を持って訪問し、交流する。(苫)

憲法記念集会 6万人の熱気

 5月3日は憲法記念日。この日、多くの仲間たちと江東区・有明の防災公園で開かれる憲法集会に向かった。心配していた雨も上がり、満員の電車に揺られて会場に着くと開会のあいさつが始まっていた。ビニールシートを敷き、さっそく作家の落合恵子さん、ジャーナリストの竹信三恵子さん、室蘭工業大准教授の清水愛砂さん、一橋大名誉教授の山内敏弘さんのトークに耳を傾ける。それぞれが安倍首相がねらう憲法改悪の中身について指摘。続いて、立憲民主党の枝野幸男氏、民進党の大塚耕平氏、社民党の又市征治氏、共産党の志位和夫氏が連帯のあいさつ。志位氏は安倍首相が改憲にしがみつく理由について、この旗を捨てたら内閣が瓦解するからだ、と強調。そして、市民と野党の共闘を広げて安倍政権もろとも改憲のくわだてを葬り去ろうと訴えた。それには大きな共感の拍手。安倍首相による憲法改悪はなんとしても阻止する。6万人の熱気あふれる今年の憲法記念集会だった。(苫)

辺野古のたたかい 集中阻止行動

 森友・加計学園疑惑の真相解明についてはウソとゴマカシで引き延ばす一方、沖縄県名護市辺野古の新基地建設を強行する安倍晋三首相。だが、沖縄県民をはじめとする国民の抵抗で工事はあまり進んでいない。そのためか安倍政権は、2月4日の名護市長選挙で自民党候補が勝利した翌日から資材搬入のためのダンプカーを200台から300台に増やした。辺野古新基地反対派は4月23日から6日間、座り込み行動の参加者を500人以上にする集中阻止行動に入った。初日の23日には工事現場入り口となる米軍キャンプシュワブの道路に約700人が集まった。警察機動隊100人が反対派の人びとを排除したが、ダンプカーは108台しか入ることができなかった。沖縄県では秋には知事選挙がある。翁長雄志知事が現在、病気加療中である。安倍首相は、辺野古基地反対の県政を倒そうと候補者選考中である。この選挙に勝ち辺野古に基地をつくらせないために私もできるだけのことをしていきたい。(苫)

危険水域 内閣支持率

 安倍晋三首相のもとで起こっている森友・加計学園疑惑。どちらも安倍首相によって国政が私物化されている事件である。私もそうだが、多くの区民が安倍首相から「真相を解明する」という言葉をきくたびに「よく言うよ」と白々しさを感じるのではないか。じっさい、森友学園と安倍首相との関係は、教育勅語を幼稚園児に教える森友学園に安倍首相夫妻が共感したのが発端。また、加計学園の愛媛県今治市への獣医学部設置問題も30年来の友人である加計孝太郎氏のために「特区」をつくり、お膳立てしたことは明白。だから「首相案件」と言われ「総理の意向」となったのではないか。それなのに自分や妻は「関わりない」と逃げ、「うみを出し切る」などと言っていることに、国民は怒っているのだ。だから民心は安倍首相から離れ、世論調査の支持率は急降下し、退陣への「危険水域」に入っているのだ。首相や自民党はそんなこともわからないほどマヒしているのだろうか。(苫)

タップで署名 安倍9条改憲NO!

 学習塾講師のTさんは多才な人。労働組合の委員長を務め、同僚で組合書記長の不当解雇の撤回を求めてたたかっている。そして、タップダンスが特技で女性たちに教えるほど。Tさんはその特技を生かして「安倍9条改憲NO! 憲法を生かす全国統一署名」にとりくもうと決意。1月下旬から毎週金曜日午前11時から12時の1時間、笹塚駅前でタップダンスを踊りながら、署名を呼びかける活動を開始。最初、応援団員は2人だったが、回数が増すごとに応援団員は増え、それにしたがい署名数も増えている。3月30日はあたたかな日差しのもと6人での行動となり署名も16筆だった。ところが、4月6日は強風で吹き飛ばされそうになりながら7人が行動。署名は5筆だった。これらの活動で寄せられた署名は、5日に応援団員のKさんが国会に届けた。自民党が3月25日の党大会で第9条の改憲を決定した。それだけに我々のたたかいもピッチをあげたい。(苫)

都営住宅の空き家 実態と募集に乖離

 渋谷生活と健康を守る会は、このほど渋谷区内の都営住宅の空き状況を調査し、発表した。区内には2443戸の都営住宅があるが、そのうちの271戸(11%)も空き家になっていた。しかし、入居者募集の際の空き家募集戸数は数戸で、同会の調査とは大きな乖離がある。私も数年前に笹塚2丁目と幡ヶ谷2丁目の水道道路沿いの都営住宅の空き家について調査したことがあるが、その際も東京都によって鍵がかけられ退所した家が驚くほど多くあった。今回、同会が空き家の調査をしたのは、都営住宅に入居したいという低所得の人びとの声に押されてのことだった。そして、この調査をもとに都営住宅を管理する東京都都市整備局に、迅速に空き家状況をつかみ、募集をかけるよう申し入れをする。高い家賃に苦しむ低所得者は多く、昨年8月のポイント方式の入居者募集では渋谷区の倍率は27.7倍。深刻な事態が続いている。早急に改善してもらわねばならない。(苫)

介護保険料 4月から引き上げ

 65歳以上の高齢者が対象の介護保険。その保険料がまた4月から引き上げられようとしている。保険料は、3年ごとの見直しのたびに引き上げられ、18年前の制度発足時の渋谷区基準額は3万6800円だった。それが現在、6万7560円に。そのため、多くの区民や高齢者は渋谷区議会に「介護保険料の引き上げをしないことを求める請願」を提出した。しかし、長谷部区政は、今議会に介護保険料の基準額を7万1520円にする条例を提出した。とくに問題なのは、まんべんなく各段階を引き上げたことに加え、これまで14段階の所得による保険料としていたのを、16段階としたこと。階層を広げたのは、所得250万円以上、1千万円以下の人だけ。それよりも大金持ちで所得が5千万円以上の人は493人もいるのに手をつけていない。少なくともこうした高所得の人には負担をしてもらい、低所得の人の負担を軽くする努力をすべきではないか。(苫)

100回目の募金活動 被災者救援

 11日午後4時から1時間、トマ孝二区議と7人のボランティアが東日本大震災被災者救援募金活動をおこなった。トマ区議らは大地震が発生した11日を被災者救援の日として、毎月募金活動を続けてきた。この7年間のうちに、熊本大地震や北九州大水害も起こった。そのさい、トマ区議やボランティアは街頭に立ち、募金を訴えた。それらの募金活動も合わせると、これまでに99回。11日はちょうど100回目となった。笹塚駅前の「クイーンズ伊勢丹」の前でトマ議員がハンドマイクを握り、訴えを開始。ボランティアが募金箱を持ち呼びかける。さっそく家族連れが幼い子どもに小銭を渡し、募金箱に入れてくれる。若い女性が財布を開き、笑顔で募金。5人連れの若者グループがやってきて、共産党の東日本大震災被災者救援募金だと言うと、1人が「それなら信用できる」と1000円札を。この日の募金額は8286円。7年間の合計募金額は105万7789円に達している。(苫)

アベ政治を許さない 金子兜太氏逝く

 俳人の金子兜太氏が2月20日亡くなった。98歳だった。兜太氏は海軍中尉として敗戦をミクロネシア・トラック島で迎えた。捕虜生活を経て1946年に帰国。戦後は日本銀行に勤め俳誌『寒雷』『風』を舞台に活動。兜太氏は思想性と方法意識に富む作風から「社会性俳句」の代表となっていった。じっさい、作者が主体的に自由に句をつくる俳句道を提唱し、自ら実践。1983年に現代俳句協会会長に就任し、後進の指導に努め、2000年から同協会の名誉会長になった。兜太氏は、トラック島で多くの死と向き合った体験から、二度と戦争を起こしてはならない、平和な世の中をつくろう、と決意。終生つらぬいた。安倍政権が2015年9月に国民の大反対を押し切って、安保法制・戦争法を可決・成立させた。それに反対する運動の中で兜太氏は作家の澤地久枝氏に依頼されて「アベ政治を許さない」を揮毫した。その太い思いは、多くの国民に受け継がれ、掲げられている。(苫)

神髄にふれた日 Kさんを偲ぶ

 2月18日の日曜日、42人の仲間が集い、昨年12月18日に92歳の生涯を閉じたKさんを偲び感謝の言葉を述べあった。日本共産党笹塚2・3丁目支部元支部長で「笹塚のレーニン」と呼ばれ、多くの人に敬愛されていたKさん。人のために尽くすことにかけて、元気はつらつと活動する人だった。とくに、病院や診療所が患者本位の医療をしていくために欠かせない患者会・友の会の発展に力を尽くした。千駄ヶ谷駅前にある代々木病院友の会の幹事を長く務めたKさん。公害病によるぜん息の夫人を支えながら、よく病院の待合室で、通院してくる人びとなどに入会を訴えていた。また、幡ヶ谷3丁目に開設されたはたがや協立診療所のあゆむ会の2代目会長として、若い役員たちを励まし親身になって活動していた。会場には、若い頃に笹塚で活動していた人も大勢来てKさんを讃えた。改めて、無私で住民に尽くす共産党員の神髄にふれる意義深く感動的な日だった。(苫)

虚偽答弁 国税庁長官

 2月16日から税金の確定申告が始まった。それを取り仕切る佐川宜寿国税庁長官の姿に区民の多くは不信の念を抱いている。実際、佐川長官は、昨年の理財局長だった際、森友学園への国有地売却問題の国会審議の際、交渉記録について「すべて廃棄した」と答弁。ところが、近畿財務局の担当者間で対応を相談した文書が1月に5件、2月に20件も出てきた。また、佐川元局長は売却価格について、いっさい示したことはない、としていたが近畿財務局員が森友学園側に「ゼロに近い金額まで努力する」と語っている音声データが見つかった。明らかに佐川氏の答弁が虚偽であり、安倍首相夫人の昭恵氏をかばうためのものであったことが歴然である。それが評価され、国税庁長官に抜擢されたのではないか。公務員は国民に真実を示し、信頼を得て活動するのが職務である。まして国会の場である。真実を明らかにしなければ、より区民の税務行政への信頼は成り立たなくなるだろう。(苫)

多喜二祭 香山リカさん語る

 渋谷区在住で社会問題についてリベラルに発言をし、注目されている精神科医で立教大学教授の香山リカさん。その香山さんが2月12日午後1時30分、なかのゼロ大ホールで開かれる第30回杉並・中野・渋谷多喜二祭で、ミニ講演をする。そのことで、いっそう注目を集めている。香山さんは小林多喜二がこよなく愛した北海道小樽市出身。そうしたことから講演のタイトルは「多喜二と私と若者と―小樽育ちの精神科医として―」というものに。昨年、共謀罪法案が国会に提出されたとき、香山さんは、この法案は現代版治安維持法であり、国民の自由や民主主義を奪うものだ、と敢然と反対運動に立ち上がった。そして、国会前でスピーチするなど参加者を励まし続けた。また、香山さんは市民と野党の共闘をすすめようと衆議院選挙・東京7区の野党共闘のために力を尽くした。常に市民の側に立つ香山さん。どんな多喜二像を語るのか、関心が大きく広がっている。(苫)

栄養士の全校配置 30年来の運動

 2018年度渋谷区一般会計予算原案で、父母から長い間求められてきた全小中学校の栄養士配置が示された。これまで、渋谷区では全小中学校の半分程度しか栄養士が配置されておらず、栄養士のいない学校が多くあった。給食を民間業者に委託した学校に栄養士を配置した。それ以外の学校は教育委員会にいる栄養士による共通献立にもとづき調理員が作って、児童・生徒に提供していた。学校給食は教育の一環としておこなわれている。だから、おいしくて栄養があるだけではなく、礼儀・作法はもとより、食材がどのように作られ、届けられているのかなどを学ぶことができる。また、子どもたちの毎日の体調の変化に配慮された給食の提供が求められている。それらの点から栄養士の全校配置が求められてきた。それで区議会には何度も父母から栄養士の全校配置を求める請願が提出されてきた。民間委託が1校増えることは問題だが、30年来の区民運動がようやく実った。(苫)

勝って兜の緒を… 沖縄で

 1月21日投開票がおこなわれた沖縄県南城市長選挙で「オール沖縄」の新人、瑞慶覧長敏(ずけらん・ちょうびん)氏が、自民、公明、維新の会推薦の現職・古謝景春市長を破り初当選した。瑞慶覧氏は元民主党衆議院議員で地元の南城市出身。知名度はあったものの立候補表明は告示2カ月前だった。勝利したのは翁長雄志知事をはじめとする共産、社民、自由、民進、社大党と保守も含む「オール沖縄」の団結力だった。古謝氏は安倍政権と一体の市長でつくる「チーム沖縄」の筆頭幹部。「オール沖縄」陣営は、南城市で勝利できれば名護市でも勢いがつく、と応援団を送った。私も1月14日から16日に稲嶺進市長応援のために名護市に行き活動したが、急遽、南城市に行った仲間もいた。いよいよ天下分け目の名護市長選挙(1月28日告示、2月4日投票)である。安倍政権は稲嶺打倒に執念を燃やし必死の構え。勝って兜の緒を締めよ――その気持ちで頑張りぬくことが求められている。(苫)

2代目の犬 求められる震災時の対策

 2018年は、戌年である。犬は、人間に飼われるようになった動物の中でいちばん古い歴史を持つと言われている。さて、この戌年にあやかったわけではないが、昨年6月29日に亡くなった犬の2代目が年末の12月29日、わが家に登場した。犬種は前と同じでパピヨンの小型犬である。3歳のメスでとても人懐っこく、おとなしい犬である。1代目はオスでやんちゃであった。今度の犬は、最初は静かであったが、慣れるにしたがって吠え出した。渋谷区は大震災時、避難所にペットを持ち込むことを想定し、どのような形で受け入れるか、その体制・マニュアルづくりを始めている。犬や猫など動物が大好きな人もいれば、嫌いで怖がる人も多くいる。多種多様な動物が集まる避難所。そこで犬や猫がおとなしくしていられるのだろうか。心配なことが多々ある。動物愛護の観点から全区民が納得できるペットの避難所づくり、マニュアルづくりが求められている。(苫)

安倍9条改憲NO! 1月3日から行動

 1月3日午後1時から全国各地でおこなわれた「アベ政治を許さない」ポスターをいっせいに掲げる行動。わが笹塚地域でも10人の仲間がポスターを持っていっせいに掲げた。この日は風が強いため、当初予定した伊勢丹ストア前をやめ、笹塚駅のガード下に移った。今年は、安倍晋三首相が自民党と一体となって憲法9条改定の発議をおこなおうとしている。それだけに「アベ政治を許さない」世論を大いに盛り上げていかなければならない。その思いで新年早々いつもより多い10人の仲間が集合したのだ。同時に、何としても平和憲法・第9条を是が非でも守りたい、という思いが強くあることから、「安倍9条改憲NO! 憲法を生かす全国統一署名」も取り組まれた。寒風の中でほとんどの人が手袋を履き、またポケットに手を入れて通る。それでも「平和憲法を守りましょう。安倍首相による戦争する国への道をストップさせましょう」の訴えに、7人が署名してくれた。(苫)

認知症フォーラム 衝撃的だった言葉

 12月20日、幡ケ谷区民会館で渋谷区主催の「認知症フォーラム」が開かれた。私は、このフォーラムで講演する世田谷区立特別養護老人ホーム芦花ホームの医師・石飛幸三氏の話を聞きたくて参加した。石飛氏は外科医から12年前に芦花ホームの常勤医となり、『「平穏死」のすすめ 口から食べられなくなったらどうしますか?』などの著書を出して注目されている人だ。石飛氏は「『平穏死』の意味」というテーマで自身が歩んできた医療の現場と現在の介護現場の体験をもとに、どうすれば自分が納得できる死を迎えることができるのか、と淡々とした口調で語りかけた。私の胸に残ったのは、自分は外科医としてやってきたことは、悪い部品を取り換える修理屋だった。若い人を救うにはそれでよかったが、高齢者は違う。老衰という自然の摂理を認識し、看護、介護の使命を認識すべきである。とくに介護は医療を超えるという言葉は衝撃的だった。(苫)


トマ議員の短編小説集『小樽の街と渋谷の街で』出版

 トマ議員が、折々にしたためてきた自伝的短編小説集『小樽の街と渋谷の街で』(文芸社刊 1500円+税)を出版しました。詳しくは文芸社HPをご覧ください。トマ事務所でも扱っています。


私の自己紹介

 苫(トマ) 孝二

  • 1950年 北海道白糠(しらぬか)郡白糠村の炭鉱で生まれる。小樽潮陵高校定時制卒業。

  • 渋谷区議8期。文教委員長、福祉保健委員長、自治権確立特別委員長、交通問題特別委員長歴任。

  • 日本民主主義文学会渋谷支部長、はたがや協立診療所理事。

  • 活動地域は幡ヶ谷1丁目と笹塚。
    事務所は十号坂商店街にあります。
    (笹塚3-19-5、電話3374-2546)
    お気軽にお立ち寄りください。

 

トマ区議の実績、人柄、政策を紹介するパンフレットです。画像をクリックすると、大きな画像でご覧いただけます。(pdf形式)