新島再訪問 台風の猛威

 11月7日と8日に区議会文教委員会で台風15号によって深刻な被害を受けた新島青少年センターを調査するため、新島村を訪問した。今回は、調布飛行場を使っての新島行き。飛行時間は40分。私たちが乗った飛行機は13時50分発で到着は14時30分。9月8日の被害状況を把握するため新島村役場に。青沼邦和村長、前田邦弘村議会議長が出迎え、あいさつを交わした後、被災者状況を報告していただいた。強風はかつて経験したことのないすさまじいもので、全壊4戸、半壊6戸、一部損壊は525戸で村の全家屋の50.9%が被害を受けた。村長らが大変だったと語る言葉に実感がこもっていた。翌日、青少年センターを見たが、屋根がめくれており、とても使用できるものではない。また、補修工事は新築工事と同様の費用がかかるうえ、人手不足でいつ工事に取りかかれるかわからないとのこと。全面改築し、オープンするのは再来年になるのでは。台風の猛威に改めて衝撃を感じた。(苫)

一粒の麦・荻野吟子の生涯

 芸術の秋。それを味わおうと映画を観た。作品は「一粒の麦・荻野吟子の生涯」。日本初の女性医師となった荻野吟子の一生をたどった映画である。埼玉県熊谷市の裕福な農家に生まれた吟子は、18歳で親の勧めで結婚。しかし、夫から性病をうつされ離婚される。西洋医学による治療を受ければ治るのではと言われ、東京の病院に行く。だが、明治時代の日本はすべて男性医師で、吟子は医師や医学生に自分の裸や恥部を見られることに恥ずかしさや屈辱感を持つ。また男性医師に自らの体を見せるのが辛くて自殺をしたり、生涯医者にかからず痛みに耐えている多くの女性がいることを知り、吟子は自分が医師になることを決意し、行動していく。初めは男性だけだった医学校への入学もねばり強くたたかい突破。医師となった吟子はクリスチャンの夫とともに北海道に渡り、開拓と医療に打ち込む。映画は苦闘し61歳で死んだ吟子の波乱万丈の一生を骨太に描いたもので強く心を打つ。(苫)

文科相の資格なし 「身の丈」発言

 萩生田光一文部科学大臣が10月24日、BSフジテレビの番組で、受験生をはじめ教育関係者から中止を求める声が出ている英語の民間試験に関し、「自分の身の丈に合わせて」などと発言した。それについて、「大臣の資格はない」と憤りや批判の声が上がっている。じっさい、文科省が来年から実施しようとしている大学入学共通テストの英語の民間試験は、全国10カ所の大都市でおこなわれ、1回の受験料は高いもので2万5千円となることから、地方の受験生ほど交通・宿泊費の負担が重くのしかかる。「すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する」と定めた憲法26条を踏みにじっていることは明白。萩生田大臣は「説明不足な発言だった」と撤回したが、試験方法をゴリ押しする姿勢は変えていない。経済条件によって教育を受ける権利が左右されてもかまわないという文科大臣に教育行政を担う資格はない。即刻辞めさせようではないか。(苫)

式根島訪問 台風15号の被害

 10月15日に私は式根島を訪問した。台風15号で大きな被害を受けていること、その復旧にことしの2月に初当選した友人の綾亨(あや・とおる)さんが奮闘しているので、激励をかねて行ったのだ。しかし、12日からの3連休に超大型の台風19号が東海・関東地方をめがけてきているので、再びその台風で被害を受けたら訪問は中止と決めていた。だが、東京は雨もさほどひどくなく、被害はほとんどなかった。綾さんに連絡すると「今回は無事だった」と明るい声が。連絡船も予定通り動くとのこと。それで14日に高速船で行くことにした。ところが伊豆大島に着く寸前になって、波が荒くて式根島行きは欠航と船内放送。結局、伊豆大島に泊まって明朝6時20分発の大型船で行くことになった。9時過ぎに式根島に到着。綾さんに島内を案内してもらうと、松が真ん中ら折れている。15号の強風のすさまじさに、これで家々の屋根も飛ばされたのだと実感した。(苫)

七宝焼きの世界 多様な作品群

 俳句会の仲間で七宝焼きにも打ち込んでいるWさんから誘われ、第53回日本七宝作家協会展を観るため、10日の夕方、東京都美術館に行った。私は最初、七宝焼きはブローチや小さな絵画のようなものと思っていたのだが、数年前に初めて同展を鑑賞して、多様な作品群や何十号もある大作にふれて、その美しさと作者たちの情熱に心打たれ、感動した。今回、同展を訪ね改めて感じたのは、小さな作品や大作でも作者の気持ちがこもっていて、強く訴えてくるものばかりであったことだ。最高賞に選ばれていたのは東京芸術大学大学院1年生の小西舞衣さんの作品だった。文部科学大臣賞を受賞したのは、江戸時代の庶民のようすを描いた「大江戸遊々」。私がひかれたのは絵画的な「イスタンブールの思い出」。赤と黒を基調にした作品で作者の詩情がにじみ、迫ってくるものがあった。さて、Wさんは「薔薇」という小品を出展していた。今回は自信作ではない、と言っていた。(苫)

消費税は5%に 新たなたたかい

 安倍首相は国民の反対を押し切って1日から消費税10%増税を強行した。5年半前の5%から8%になって以来、国民の所得は1世帯当たり20万円も下がっているのに、さらに追い打ちをかけたのだ。まったく許しがたい暴挙と言わざるを得ない。とくに憤りを感じるのは、消費税が大企業減税の穴埋めに使われてきたこと。じっさい、31年間の消費税収は397兆円の一方、法人3税の税収減は298兆円。まさに消費税が大企業のために消えているのだ。10%増税によってある飲食店主は、月額5万4千円の負担増となり、老後のために貯えていたお金がなくなると怒りの声を上げている。日本共産党の志位和夫委員長は1日、「消費税減税・廃止を求める新たなたたかい」を呼びかけた。そこで日本経済の低迷を打破するために5%減税を実行することが不可欠と訴えた。本当にこれをやらなければ、国民生活が冷え込み日本経済もダメになってしまう。力を合わせようではないか。(苫)

電話番号変更 事務所一時移転

 笹塚3丁目の十号坂商店街に20年前に移転し、活動してきたトマ孝二議員事務所。幡ケ谷1丁目の事務所が手狭になったこともあり、熱烈な支持者で乾物屋の故橋本富士雄さんから商売をやめるので使ってもらいたいとの誘いもあっての移転だった。その事務所も老朽化し、耐震上、大きな弱点となっていた。そうした中で大家であるH氏が建替えを決断。家賃もこれまでと同額で、少し狭くなることは残念だが、多くの人びとに親しまれた場所で再び活動できることから、工事中の約半年間、近くのマンションの一室で活動することにした。その移転でびっくりしたのは、電話を譲ってくれた人の記録がなくなっていたことから、電話番号を変更しなければならなくなったこと。頑としてNTTが名義人の名を教えないのだ。そのため、結局、電話番号を変えざるを得なかった。新しい番号は6383‐3219である。皆さんに不便やご苦労をおかけするが、よろしくお願いしたい。(苫)

美ら島からの染と織

 23日の午前、渋谷区立松涛美術館に行った。「美(ちゅ)ら島からの染と織――色と文様のマジック」展をどうしても観たいと思ってかけつけたのだ。「美ら島」とは沖縄県のことである。展覧会は第1章・紅型(びんがた)―沖縄の至高の染織品―として、国宝の「黄色地鳳凰牡丹文様紅型縮緬袷衣装」や「白地牡丹尾長鳥流水菖蒲文様紅型木綿衣装」など7点をはじめ、23点が展示されていた。国宝の紅型衣装は、那覇市歴史博物館所有品の展示である。よく見ると、花柄の中につばめが飛び交っている姿が生きいきと描かれている。そのきめ細かな技術はすごい。第2章・沖縄の織物―は、芭蕉や木綿、麻などの材料でつくられた衣装を陳列。第3章は多彩な染織品の数々―着物以外の染織品―として、風呂敷やティサージ(手巾)などが飾られている。展覧会最終日、多くの人がつめかけていた。各作品について解説する図録は人気が出てすでに完売。手に入れることができなかった。(苫)

グループアイズの人びと

 15日の日曜日の午後、仲間たち4人で第32回グループアイズの「Love & Peace 展」を観に行った。イラストレーターなど表現者20人が現代社会のあり方について、自分の思いを形に示す展覧会である。この会のリーダー的存在の前山研一郎氏の作品は「これが『改憲たたき台』」というもの。安倍晋三首相が売人に扮して自衛隊を憲法9条に書き込むことについて「晴れて名前がのったなら天下御免の自衛隊 ワクも歯止めもとっぱらい 行けと言われりゃどこへでも 海の向こうにくり出して 他国と一緒に戦する どうだいこれが改憲案」とズバリ本質を突くイラスト。とても迫力があって面白い。またメンバーの共同制作テーマは「SIGN 私が描く希望の未来」。それぞれの作者が現情勢を感じ取ったなかでの希望を描いていて、心打たれる。展覧会は今年で32回目。第1回のアルバムを観たが消費税導入に抗する作品が多かった。いろいろ考えさせられた展覧会だった。(苫)

新島青少年センター 建替えへ

 10日から開かれた渋谷区議会で長谷部健区長は、新島青少年センターについて、「築50年を迎える当施設は、施設の老朽化や設備不足など、ご利用される方にご不便を感じさせる部分もあり、さらに今年度をもって土地貸借契約も満了を迎えます」「利用状況から区民ニーズが十分にあること、また、これまでの新島村との交流を鑑み、土地の貸借契約を更新したうえで、施設の建替えを含め、青少年施設としてのあり方を検討してまいります」と表明した。私は、7月に新島青少年センター視察に行った後の報告書で施設が古くなっていて現代の子どもや若い子育て世代にとって使い勝手が悪い施設になっていることを指摘し、建替えるべきだ、と提案した。そして今度の区議会でそのことを区長に質問しようと準備していた。その矢先の区長の発言。私は質問をやめて、今後文教委員会などで意見を出していくことにした。区民はもとより新島村の人びとにとっても朗報である。(苫)

3年連続見送り 都知事の「追悼文」

 小池百合子都知事は、9月1日におこなわれた関東大震災の混乱の中で起きた朝鮮人虐殺犠牲者を追悼する式典に対する追悼文の提出を見送った。3年連続である。政府の中央防災会議が2009年までにまとめた報告書で震災後に「朝鮮人が略奪や放火した」などの流言が広まり、各地の「自警団」などが朝鮮人らを殺害する事件が多発し、千人から数千人が殺害されたと推計し、「虐殺という表現が妥当とする例が多かった」と記している。小池都知事以外の歴代知事は追悼文を寄せており、あの「三国人」発言で批判された石原慎太郎知事も追悼文を寄せている。いま、韓国と日本の関係は深刻な状況になっている。それだけに、日本で起こった朝鮮人虐殺の事実を見つめ、二度と他民族を差別し、殺害するようなことを起こさないことを誓うことが重要になっている。その意味でも小池都知事の追悼文3年連続見送りは許されない。日韓友好のために猛省し追悼文は出してもらいたい。(苫)

日韓関係 どこまで悪化するのか

 区民は現在の日韓関係に心を痛めているのではないだろうか。韓国の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄が報道されたとき、私は、どこまで関係が悪化するのか、と暗たんたる気持ちになった。同時に、ここまで関係がこじれたのは、安倍政権の韓国を見下す姿勢にあると改めて思った。問題の発端は「徴用工」の主張を認め、日本企業に名誉回復と賠償を求めた裁判だ。これに対し、安倍首相は、被害者の名誉と尊厳を回復する責任を放棄し、韓国政府に責任を押しつけ、そのうえ、韓国を「ホワイト国」から除外するという政経分離の原則に反する「いじめ」のような対応をとったことだ。日本がおこなった韓国への植民地支配によって起こった「徴用工」問題に真摯に向き合い、反省の姿勢を示すべきだった。そして、話し合いをすすめていけば「徴用工」や韓国の人びとの姿勢も変わり、問題解決の糸口も見つかったはずだ。反省もせず、開き直る安倍首相は許されない。(苫)

「微力だけど無力じゃない」

 8月8日の夜、渋谷区文化総合センター大和田で開かれた「ギルドQ」の第14回公演「Signs!~微力だけど無力じゃない」を観た。ミュージカルは長崎市で生まれた高校生平和大使の活躍を描いたもの。物語は、高校2年生の主人公・杉崎真理亜が親友の吉村美里から高校生平和大使募集のビラを見せられ、それに応募するかどうかと悩む。そこで祖母が自身の被爆体験を語り、真理亜を励まし背中を押す。平和大使選考会の日、真理亜は応募してきた高校生たちの意識の高さに気後れしつつも自身の思いを話し、合格する。真理亜たちは長崎県内の全高校生から署名を集め、ジュネーブで開かれる国連の軍縮会議に持ち込みスピーチする。ミュージカルは、署名という小さな力(微力)が全世界に対する核兵器廃絶という大きな力(無力じゃない)に発展していくようすを生き生きと力強く描く。とても感動的な作品だ。私は大きな拍手を送った。(苫)

「水車30号」 文化の街・渋谷担い

 渋谷区をあらわす標語として「自然と文化とやすらぎの街」がある。その文化の街・渋谷を担って、私たち日本民主主義文学会渋谷支部は活動している。32年前の1987年に再建され、その翌年に支部誌「水車1号」発行。小説を中心に俳句、短歌、随筆など会員が創造した文学作品を発表し、世に問うてきた。その「水車」の30号が8月1日にできあがった。30号には14編の小説、2編の随筆、2編の俳句などが掲載されている。これらの作者のほとんどが仕事を持ちながら創作に励み、つくりあげたものだ。その情熱が生き難い現実の中にある希望を見い出し、読者を引きつける作品世界を描き出してきた。月1回、雑誌「民主文学」に載った作品について学び合う。そして、各氏が紡ぎ出した作品に対する検討、批評会をやって、より作品が向上するための努力を重ねてきた。それが実り、224ページの内容豊かな分厚い記念すべき第30号になったのだ。大いに普及したい。(苫)

消費税10% 多数は反対

 安倍首相は参議院選挙の開票日のテレビ番組で「増税をかかげながら過半数を得るのは至難の業といわれたが、おかげで国民の理解をいただいた」と語り、10月からの消費税10%に国民の支持を得たような態度を示した。しかし、自民党は改選議席を9議席も減らし、単独過半数を割った。敗北したのに勝利したと言い張っているその姿にあきれた人も多いのではないか。NHKがおこなった参議院選挙の出口調査で、10月からの消費税10%について「賛成」は43%だったのに対し「反対」は57%。国民の多数が反対であることが示されたのだ。この間、消費税10%を見越した便乗値上げが続き、各家庭の家計を苦しくさせている。また、世界経済は減速している。輸出低迷が続けば、日本経済は内外需要総崩れで大打撃となると指摘されている。世論と国民の運動、そして野党の国会論戦で安倍政権を追いつめれば、消費税10%は止めることができる。あきらめることはない。(苫)

渋谷区民の選択 吉良さんに10353票

 21日投票でたたかわれた第25回参議院選挙。期日前投票をした人が多かったものの、全体の投票率は50%を切り、史上2番目に低い投票率だった。渋谷区の場合、午前11時の投票率は3年前と比べると4%も低いということもあって、私は、多くの地元の人びとに電話で「大事な選挙です。ぜひ、投票に行ってください」と投票箱が閉まる寸前まで必死に棄権しないよう呼びかけた。しかし、渋谷区の投票率は前回より約7%も低い50.08%にとどまった。さて、東京選挙区は、私は減らない年金にすること、消費税10%増税を中止すること、かけがえのない平和憲法を守ることを訴えた。渋谷では、日本共産党の吉良さんは公明党党首を抜き、10353票、第4位だった。東京全体では70万6532票で第3位で堂々再選を果たした。36歳でお母さん議員となった彼女。ブラック企業名を公表させるなど、国民の生命と暮らしを守る真摯な姿に多くの区民が共感したのだった。(苫)

新島青少年センター 老朽化した施設

 7月2日から3日にかけて伊豆7島の新島村を訪問した。渋谷区議会が改選期におこなう区外施設の視察で新島村字瀬戸山にある渋谷区新島青少年センターを訪ねたのだ。開設は昭和45年7月10日で木造平屋建て。すべて和室で6部屋あり、定員は30人。利用できるのは、区内在住、在勤、在学の人。利用料は区内在住者は無料で食事代が夕食大人(15歳以上)1900円、小人1300円、朝食は大人、小人とも600円。格安の施設であるが問題は交通費。高速艇は所要時間3時間だが、料金は片道約1万円。また、施設も老朽化しており、現在の親子連れは違和感を持つかもしれない。平成30年度の利用者は1701人。その大半が夏休みにやってくる。新島村の人口は2888人。村役場を訪問し、村長や村会議員と交流したが、過疎化の悩みが出された。自然豊かで美しい新島。村の活性化のためにも青少年センターを改修し、区民がいっそう楽しめる施設にすべきだと思った。(苫)

マクロ経済スライド 年金削減の仕組み

 いま、区民の関心を集めているのが年金問題。選挙の一大争点となっている。問題の発端は、金融庁の審議会が示した麻生大臣宛の報告書。夫婦の老後資金として公的年金以外に「30年で2000万円が必要」としたものだ。じっさい、年金給付を自動的に減らす「マクロ経済スライド」によって、現在41歳の人が65歳で年金を受け取れるようになるまでの30年間で1600万円が減らされる。安倍首相は「マクロ経済スライド」をやめて、現在の給付水準を維持していくには、7兆円の財源が必要だと言い出した。厚生労働省も2040年に25兆円になるはずの基礎年金の給付額が18兆円と7兆円も下がる資料を提出。国民年金でみると満額支給額6万5千円が4万5千円に下がる。これでは生活していけない。100年安心の年金だと自民、公明党が言っていたのが「うそ」だったのだ。日本共産党が「マクロ経済スライド」を廃止して減らない年金にしようと訴えていることは、重要なことだ。(苫)

映画「主戦場」 従軍「慰安婦」の真実

 日本がおこなった従軍「慰安婦」に迫ったドキュメンタリー映画「主戦場」を観た。この映画は、第2次世界大戦中に日本が韓国をはじめ、中国などの女性をだまし、あるいは強制連行した従軍「慰安婦」問題を真正面から取り上げた作品だ。映画は「強制的な従軍慰安婦などなかった」などという自民党の杉田水脈衆議院議員や評論家の櫻井よしこ氏たちの主張に対し、韓国の元慰安婦をはじめ日本の歴史学者の吉見義明氏、「女たちの戦争と平和資料館」の渡辺美奈事務局長などを登場させ、公文書やこれまでの調査・研究をもとに反論していく。監督は日系アメリカ人のデザキ氏。日米韓の27人に対するインタビューを中心に、関連するニュース映像や歴史的資料を引用して真実に迫る。渋谷での上映は終わったが、これから全国各地で公開される。東京でも上映される機会もあるだろう。時代を戦前に戻したいという勢力をばっこさせないために多くの区民にぜひ観てもらいたい。(苫)

3つの陳情 辺野古新基地建設で

 19日終了した第2回定例区議会には、沖縄県名護市の辺野古新基地建設問題にかかわって、相反する3件の陳情が提出された。1つは、「辺野古新基地建設の即時中止と、普天間基地の沖縄県外・国外移設について、国民的議論により民主主義及び憲法に基づき公正に解決すべきとする意見書の採択を求める陳情」。2つめは、東京・新宿区にある全国青年司法書士協議会から出された同様の陳情。3つめは、オスプレイ配備に賛成し沖縄の県民投票に反対した「宜野湾市民の安全な生活を守る会」の「米軍普天間飛行場の辺野古移設を促進する意見書に関する陳情」である。日本共産党渋谷区議団は、地方自治、民主主義を守るため、1つめと2つめの、沖縄県民投票によって民意がより明確になった辺野古新基地建設反対の陳情を採択すべきと主張した。そして民意と地方自治をふみにじる安倍政権に意見書を提出するために奮闘した。しかし、自民、公明党、シブヤを笑顔にする会などの反対多数で否決となった。とても残念でならない。(苫)

東急が教育分野に 区教委がお先棒

 12日開かれた渋谷区議会文教委員会で、「プログラミング教育事業に関する協定締結について」の報告が教育振興部からあった。協定は、渋谷区教育委員会と東急電鉄株式会社、(株)ディー・エヌ・エー、GMOインターネット(株)、(株)ミクシィの5社が、区立学校のプログラミング教育の充実をはかり、次世代に必要な資質・能力をもった人材を渋谷区から排出する土台づくりをすすめることを目的にしたものだ。公共輸送会社の東急電鉄が協定のトップに名を連ねることについて、教育振興部は、渋谷での街づくりにおいて築き上げてきたさまざまな関係者と連携し、プロジェクト全体の運営・取りまとめなどの役割を担うなどと説明した。また、東急の意向について沿線の各自治体の教育委員会に広げていきたい、という意欲を持っていることを示した。教育分野に手を広げようという東急電鉄。そのお先棒をかつごうという渋谷教育委員会。それでいいのだろうか。(苫)

令和 幻想・錯覚をあおったが

 5月1日に年号が平成から令和に変わった。政府をはじめ、マスコミの多くが、これにより「時代」や「社会」が変わる、世の中が変わるかのように宣伝し、それが洪水のように流された。しかし、1カ月たった今は、国民も嵐のようなキャンペーンが過ぎて冷静さを取り戻し、年号によって時代や社会が変わるものではない、と実感しているのではないか。じっさい、時代や社会が変わるのは、主権者である国民の運動、たたかいと世論によってである。そうしたこともいっさいないのに、年号によって時代や社会が変わるというのは、1つの幻想・錯覚であり、それを多くのマスコミが当然のようにあおるのは明らかにゆきすぎであり、誤りではないか。年号使用は個人の自由とされている。私は安倍首相が得々と「令和」を語っているのを見て、また「令和」の「令」は「命令」の「令」でもあると感じるので、絶対に使いたくないと思う。そういう区民も多いのではないか。(苫)

自衛隊に名簿提供 本人の同意なく

 渋谷区が自衛隊員勧誘のため自衛隊に18歳から27歳の若者の名簿を提供していることが、3月区議会で明らかになった。このことは、憲法で保障されている基本的人権・プライバシーを侵害するものである。また渋谷区が定めている個人情報保護条例で「個人情報を区の機関以外のものに提供するときは、本人の同意を得なければならない」と規定していることに反するものである。だから自衛隊から入隊案内が届いた若者が、なんで自分のところに自衛隊から文書が届いたのかと怒り、区が名簿を提供したことに「ことわりもなく自分の情報を提供していることは許せない」と抗議の声をあげるのは当然だろう。安倍首相は憲法9条に自衛隊を書き込むことについて、地方自治体から自衛官募集への協力が少ないことをあげている。渋谷区の名簿提供は、安倍政権が危険な戦争する国への道に突き進んでいるだけに認められるものではない。名簿提供は即刻やめるべきである。(苫)

国民の意思 止めよう辺野古新基地

 5月25日の午後、国会前で「止めよう辺野古新基地建設・9条改憲・安倍政権の暴走を!国会包囲行動」が開かれた。私は照りつける日差しの中、各弁士の訴えに共感の拍手を送った。沖縄ヘリ基地反対協議会共同代表の安次富浩さんは、県民投票で辺野古新基地建設反対が72%になっているのに、安倍政権は県民の意思をまったく無視して工事をすすめていることに怒りを示し「合言葉は『勝つことはあきらめないこと』。この合言葉でたたかい続けてほしい」と訴えた。立憲、国民、共産、社民の各党代表があいさつに。共産党の小池晃書記局長は、工事が強行されている大浦湾には最深90メートルの軟弱地盤があるが、地盤改良工事は70メートルの実績しかなく、基地をつくることはできない、本土と沖縄が連帯して道理のない安倍政権を倒そう、と呼びかけた。この行動には5千人が集い、全国34カ所で連帯の集会が開かれた。暴挙を続ける安倍首相ストップ。心を1つにした日だった。(苫)

五日市憲法草案 今日でも通用

 19日の日曜日、「はたがや健康あゆむ会」の日帰りバスツアーに参加した。コースは午前8時に幡ケ谷社会教育館前を出発し、奥多摩のあきる野市の五日市郷土資料館を訪ね、昼食は青梅の「かんぽの宿」でとり、湯船につかるか、新緑の川原を散策するかというもの。バスは渋滞もなく順調で、9時すぎには五日市郷土資料館に到着。さっそく説明員の男性が施設を案内してくれる。山深いあきる野市だが、明治時代は炭と杉などの木材の生産・出荷で栄えた。進取の気風の土地柄で、それが今日でも通用する民主的な憲法草案がつくられた背景になっているという。明治14年(1881年)の草案だが、基本的人権の保障について多くの条文をさいており、現在の日本国憲法と同じような文言がある。自民党が狙う憲法改定案は、古い明治憲法への回帰であり、基本的人権をせばめるものだ。それを五日市憲法草案をつくった人たちが見たら驚き、呆れるのではないかと思った。(苫)

せせらぎまつり 20回の節目

 5月12日の日曜日午前10時から第20回せせらぎまつりが開かれた。西原1丁目に設置された総合ケアコミュニティせせらぎにかかわる団体が実行委員会をつくり、地域の人びとと交流しようと毎年5月に開いているものだ。各区議会議員に案内状が届くことから、ほとんどの議員が参加している。私も障害者授産施設のむつみ工房などの関係もあって、初回から参加している。今回の実行委員長は、児童文学者の小嶋雄二さん。小嶋さんは、開会前におこなわれた代々木中学校の吹奏楽部の演奏にふれて、入所している人びとや障害者、高齢者と子どもたちをはじめ、多くの人びとが交流することの大切さと、まつりが20回の節目を迎えたことへの感謝を述べた。この日、せせらぎのケアハウスに入所しているKさん夫妻と久しぶりにお会いした。病気とたたかいながら懸命に生きているようすに、安堵した。と同時に、もうせせらぎができて20年も経ったのか、と時の流れの速さに改めて驚かされた。(苫)

有明に6万5千人 憲法集会

 3日、笹塚駅に8人が集合して「平和と命と人権を! 許すな!安倍改憲発議 5.3憲法集会」に参加した。大勢の人たちと会場に着く。「渋谷」の旗を目がけていくと、田中正也、牛尾真己、五十嵐千代子議員がビニールシート上で待っていた。午後1時からメイン集会スタート。実行委員長の高田健さんが開会あいさつ。続いて、音楽評論家の湯川れい子さん、沖縄「辺野古県民投票の会」代表の元山仁士郎さんなどが憲法にかける思いを力強く語る。党首あいさつに移り、立憲民主党の枝野幸男、国民民主党の玉木雄一郎、日本共産党の志位和夫、社会民主党の又市征一郎、そして沖縄の風の伊波洋一の各氏が、安倍政権打倒をめざす思いを力を込めて訴える。新聞・テレビは天皇の代替わりを洪水のように流す。10連休の真ん中にどれだけの人が参集するか危惧したが、昨年より多い6万5千人が集結。平和憲法を守ろうという思いの人が着実に増えている。大いに励まされた。(苫)

投票率39.96% 由々しい事態

 今回、選挙管理委員会が発表した渋谷区議会議員選挙の投票率は39.96%。34の議席に、55人も立候補。かつてない大激戦・大接戦で新人女性が多く出馬したことから、投票も増えるものと思われた。ところが逆に投票率は前回より1.41%も下がってしまった。渋谷区の区議会議員選挙の投票率は23区で最低クラスで低迷している。私が初めて立候補した1987年は43.07%だった。91年は43.42%、95年が41.39%、99年は少し上向いたが2003年は大きく下がり39.33%。2007年は少し上がって40.61%、2011年はまた下がり40.22%。2015年は1ポイント以上伸びて41.37%になった。それが40%を割った。最終日、笹塚駅前で午後9時30分から11時40分まで「明日は投票日です。必ず投票を」と訴えたが帰宅者たちは冷めた感じ。投票する人は2人に1人以下という事態は、議会制民主主義にとって由々しい事態。改めて投票する人を増やしたい。(苫)

24時間は必要か コンビニエンスストア

 今、コンビニエンスストアの24時間営業に注目が集まっている。本部から24時間営業を押しつけられている東大阪市のセブンイレブンのオーナーが「アルバイトも見つからず、このままでは過労死しかない」と訴えたことに、国民の関心が広がっている。私も、たいがいのものが揃っているコンビニ店を、電池が切れたときなど利用するときもあるが、それほど利用しない。だから、東大阪市のオーナーの言い分は当然の要求であり、深夜12時から午前6時までの時間は、無理して開店しなくてもよいのではないかと思う。こうした事態に中小零細企業団体の全商連が見解を発表した。その内容は、フランチャイズ本部に対し、①24時間営業の強制をやめ実状に応じ時間短縮を認めること②加盟店の営業体制の遺事へ、きめ細かく支援をおこなうこと③人件費高騰に見合うチャージ引き下げで加盟店の営業改善を可能にすること、などである。妥当な見解であり、本部は一考すべきだと思う。(苫)

診療所の花見 例年より1週早く

 今年は桜が咲くのが例年より1週間ほど早い。それで、4月の第1土曜日に実施していた、はたがや協立診療所の花見の会は、1週間早めて3月30日に変更した。そのため桜はほぼ満開で絶好の美しい花を見ることができた。ところが気温は上がらず、寒くて、とても花見どころではなかった。そのため、カゼをひいたら困ると思ってか、参加者はいつもの3分の2程度だった。花見会は12時30分過ぎスタート。あいさつに来た大井一雄さんは、福祉を切り捨てて大企業の三井不動産に便宜を図る長谷部区政の実態を自身の体験をこめて告発。この区政を変えようと力強く訴える。続いて診療所の理事になっているトマ孝二、田中正也、五十嵐千代子区議会議員が、それぞれ区政を住民本位に変えていくためにいっそう頑張っていくことを話し、大きな拍手を受けた。さあ、桜をめでる時間はあまりないが、国政、区政をよくするために、みんなで力を合わせようではないか。(苫)

小売店つぶし 消費税複数税率

 今年10月から安倍首相が実施をめざす消費税10%増税。その中で改めて問題になっているのが軽減税率のあり方だ。たとえば清涼飲料水のオロナミンCを現金で買った場合、デパート、コンビニ、小売店とも軽減税率(据え置き)で8%。しかし、キャッシュレス(カード)で買った場合は、デパートは8%、コンビニは6%、小売店は3%に。医薬部外品の栄養ドリンク・リポビタンDをキャッシュレスで買った場合、デパートは10%、コンビニは8%、小売店は5%となる。小売店に低い税率にしているのは、小売店の営業を守るため、ということだ。しかし、小売店がキャッシュレス決済のためカード会社に払う手数料は5%から10%になる。また、現金がすぐ入らず、資金繰りに四苦八苦することになる。キャッシュレス決済ができない小売店にはお客が少なくなり、そのため苦境に陥りつぶれることになる。こうした点からも、10%増税は許されないものだ。みんなの力でやめさせよう。(苫)

違法民泊235件 後を絶たない実状

 昨年の6月15日に施行された「住宅宿泊事業法」。それに先立ち渋谷区では、昨年3月の定例区議会に長谷部区長が「住宅宿泊事業の適正な運営に関する条例」を提出した。この条例について日本共産党区議団は、現在の違法な民泊を合法化し、届出だけで営業を認めるものになり、深夜の騒音やゴミの散乱などの問題は解決しない、と反対した。しかし、長谷部区長は、「条例化によって、民泊の営業については届出が義務化され、これまで許可なくおこなわれていた民泊はなくなる」と述べていた。だが、今年1月31日現在の区の調査では、届出があったのは569件で、違法民泊は235施設もあることが明らかになった。それらの違法民泊に対し指導したのは83件で、残りの152件は違法民泊を続けているという。日本共産党区議団は、条例の制定にあたり反対したが、現状は区議団の指摘どおり、違法民泊が後を絶たない実状となっている。住宅宿泊事業法を廃止し、旅館法で厳しく規制すべきだ。(苫)

第31回多喜二祭 今年も意義深く

 渋谷区羽澤(現・広尾)のアジトを出て特高警察に捕らえられ、29歳の若さで虐殺されたプロレタリア作家・小林多喜二。その生きざまを学び、戦争のない平和な時代を守ろうと開かれている杉並・中野・渋谷多喜二祭。今年は会場難のため、3月3日の開催となった。雨が降るあいにくの天候となったが、それでも各講演者の話を聞こうと大勢の人が詰めかけた。開会に遅れた人は会場が満員のため楽屋のモニターテレビの前に回ってもらった。今回の企画で好評だったのは、三重大学教授の尾西康充氏の記念講演と「多喜二の29歳の人生を写真でたどる」プログラム。加えて池内さおり日本共産党前衆議院議員の「多喜二から受け継いだ闘いのバトン」のミニ講演。池内さおり氏自身が多喜二の生き方から学んだことを率直に語り、参加者に大きな感動を与えた。久しぶりに出演した村上弦一郎氏の流麗なピアノ演奏は多くの人を魅了した。今年も意義深いよい多喜二祭だった。(苫)

熱い決意 事務所開き

 3月2日午後3時から笹塚3丁目のトマ孝二事務所で、来月に迫った統一地方選挙のための事務所開きがおこなわれた。桜井悌子さんの司会で事務所開きがスタート。最初に日本共産党渋谷地区委員会の大井一雄副委員長が「今度の選挙は国民無視の安倍政権を退陣させる選挙」と協調。福井典子元都議が9期目に挑むトマ区議を「みんなの力で押し上げよう」と力説。税理士の石井裕二氏は「24時間、親身に相談に乗るトマさんを区議会に」。白衣姿のはたがや協立診療所の園田久子医師は満足に医療が受けられない人がいる現状を示し、「区民の生命を守るトマさんを」。生活・法律相談会のパートナーの久保木亮介弁護士は「毎月欠かさず相談会を開き、区民の困難解消のため頑張っているトマさんを勝たせよう」。各氏に周りの50人から決意のこもった拍手が送られる。締めくくりに立ったトマ区議はやる気満々で「区民生活を守るために負けられない。必ず勝つ」と熱い決意を語った。(苫)


今度は本土が 安倍政権ノーの審判

 2月24日投開票がおこなわれた沖縄県の辺野古新基地をめぐる県民投票。基地建設に反対の票は43万4273票で、投票総数の71.7%にのぼった。圧倒的県民は基地建設を強行する安倍晋三首相に「ノー」の審判を下した。注目されるのは票数。昨年9月の県知事選挙で当選した玉城デニー氏の39万6632票を約4万票近く上回ったこと。自民党や公明党は投票を拒否して、50%以下の投票率として「民意を反映していない」とする戦術をとったが、県民はそれをはねかえして52.48%の投票率となった。この結果に対し、安倍首相は「危険な普天間基地移設のために基地をつくる。それ以外の選択肢はない」と居直り、美しい海に土砂を注ぐ工事を続けている。まったく基地のない平和な島をと願っている人びとを踏みにじる傍若無人の態度だ。今度は、4月の統一地方選挙で本土から「アベ政権ノー」の審判を下そう。(苫)

合同句集・星座 3年間の成果

 はたがや協立診療所の患者を中心とする句会がこのたび合同句集・星座Ⅲを発行した。毎月第4土曜日の午後2時から診療所の会議室で句会を開いている。主宰者は、元はたがや協立診療所事務長の中西敏一氏である。毎月の例会には12、3人が集い、各氏が持ち寄った作品3句と当日出された「季題」に添った句をつくり、4句提出する。その中から、各氏が自分の句以外でよいと思った5句を選ぶ。すぐれた句に点数が集まる。これらを披講というのだが、少し緊張する場面である。続いて各作品について、ひとつずつ感想を出し合い、よい点や工夫すべき点などについいて、率直に話し合う。大いに学ぶ場である。さて、「星座Ⅲ」は、こうした毎月研鑽した3年間の成果をまとめたものである。この間亡くなった増田里美さんの句をはじめ、16人の句が掲載されている。それぞれが日々の生活の中から詠んだもので味わいのある句が並んでいる。頒価は500円。ぜひ、一読を。(苫)

新ルートは中止を 羽田空港

 国土交通省は、羽田空港の国際便の発着回数を年間3万9千回増やす計画を強行しようとしている。これまで安全を確保するため羽田空港の到着便は東京湾上空から入り、出発便は東京湾に向けて出ていくとされてきた。ところが、国土交通省は、これを破り、南風時の夕方に、渋谷の上空に2ルートを設定し、2分弱に1機が羽田に到着するという計画をすすめようとしている。これにより、渋谷駅近辺では600メートルの低空で羽田空港に向けて降りていく。世界では、民間航空機の事故は年間平均5.7回も起こっている。大勢の人が働き暮らす渋谷の街を大型旅客機が飛行する中で事故が起こったらどうなるのか。区民が不安を感じ反対するのは当然だろう。成田空港は現在でも余裕があり、滑走路の増設も決定し、新規受け入れのキャンペーンも始まっているという。さらに茨城や新潟、静岡空港は閑散としており、客待ち状態。何も危険なルートをつくる必要はないではないか。(苫)

勇気もらった 新島村議会の空白克服

 渋谷区の青少年宿泊施設がある伊豆七島の新島村。ここの村議会議員選挙が1月29日告示され、定数と同じ10人の立候補となったため、日本共産党の綾亨氏が当選し、前回の村議会議員選挙で失った党議席を回復した。綾さんは北海道で国鉄労働者として働いていた。国鉄の民営化に反対してたたかっていたことから広域配転となり、埼玉県にやってきた。夫人は浦和市議になり、地域で活動していたが、県議選に立候補して惜敗。その後、夫婦は新島村へ移住。行動力のある綾さんに共産党都委員会は2年前、白羽の矢を立て、島しょ部の東京都議会議員候補に要請。綾さんは受けて立ったものの敗退。その後、村議会議員の補欠選挙にも立候補したが、議席に届かなかった。しかし、綾さんは、めげることなくがんばり、今回の勝利となった。安倍内閣打倒をめざす統一地方選挙の前哨戦となった村議会議員選挙。そこで空白克服という快挙に、私は勇気をもらった。(苫)

9条俳句掲載へ 公民館だより

 「梅雨空に『9条守れ』の女性デモ」の俳句が「公民館だより」に不掲載とされたことをめぐって、作者の女性が、さいたま市に対し掲載を求めた裁判で、最高裁は昨年12月20日、市に対し、原告の女性に5千円の慰謝料を払うよう命じた東京高裁の判決を支持する決定を下した。私が所属する「はたがや句会」は、この問題が発覚した4年前、「表現の自由を奪うさいたま市の対応は憲法違反であり、許されない。不掲載を反省し、掲載すべきだ」として、市に要請に行った。しかし、市側は「世論を二分するようなテーマの句は載せられない」と繰り返す傍若無人の態度だった。こうした態度に、作者の女性は1年後の2015年6月に裁判に訴えた。裁判は全国的に注目され、女性を支援する「9条俳句」市民応援団が結成された。そうした運動が広がる中で、最高裁は「公正・中立」を理由に市民の活動を制限したことは違法と断じたのだ。この句の掲載が発表されたことに私は深く安堵した。(苫)

27兆5千億円 安倍政権の大軍拡

 区民の皆さんはご存知だろうか。安倍首相が途方もない大軍拡に乗り出していることを。じっさい、安倍政権は昨年12月、今後5年間に27兆5千億円も支出する計画を決定した。そして、新年度予算案では過去最高の5兆7千億円もの軍事費が盛り込まれた。その中身は、これまで敵基地を攻撃する空母や長距離ミサイルの配備などは憲法違反、としてきたことをやめ、増強するのだ。安倍政権は、専守防衛という建前さえ投げ捨て、日本を再び「戦争する国」にするのだ。とくに問題なのは、アメリカ・トランプ大統領の言いなりになって、1機120億円もするF35ステルス戦闘機を147機も購入すること。まるでアメリカの属国ではないか。戦闘機を買う税金を教育・保育費に活用すれば、戦闘機7機分で小中学校の17万カ所にエアコンがつく。戦闘機30機分で認可保育園は2200園も設置できる。改めて大軍拡をやめて福祉・教育、暮らしに回せの声をあげよう。(苫)

135億円の土地代 30年前の特養ホーム

 1月15日から区役所は元の宇田川町に戻った。区議会は13・14階に陣取った。共産党の控室は、まったく外部が見えなかった仮庁舎から、代々木公園が一望できる部屋になった。仮庁舎から移る際、机やロッカー内に残っていた資料などを整理していると、古い「しんぶん赤旗」の記事が出てきた。1989年1月29日付の日曜版の記事は、渋谷区で最初につくられた西原の特別養護老人ホーム用地の取得について、私が書いたものだった。当時はバブルの真っただ中。約1200坪の土地代が135億1千万円。住民が「渋谷区内に特別養護老人ホームを作る会」を結成し、延べ1万800人の署名を集め、区議会に7度も請願をしたこと、天野房三区長(当時)にも何度も要請したことによって実現したことが記録されている。当時の待機者は120人。それ以後、8カ所のホームができたにもかかわらず、442人も待機者がいることに、私は改めて頑張らなければ、と思った。(苫)

幸先よいスタート 新春街頭宣伝

 今年は歴史的なたたかいの年。それだけに1月3日から活動を開始。午後1時から笹塚駅前で多くの仲間と「アベ政治を許さない」のポスターをかかげて宣伝署名活動を行った。4日は区役所に行き仕事始めの各職員に挨拶。その後、区と区議会主催の新年賀詞交歓会に出席。午後から有力者への挨拶回りに出かけ、9条の会代表委員で作家の澤地久枝さんや弁護士の平山知子さん宅などを6人の議員と折笠裕治予定候補と訪問。夜は地元の十号坂商店街の新年会に出席。消費税10%増税を食い止めようと訴えた。5日は6議員と折笠予定候補と区内各地を巡り街頭演説。私は笹塚駅前と富士見高校前で4月21日投票の渋谷区長・区議会議員選挙と7月の参議院選挙で必ず共産党を勝利させ、住民が主人公、福祉の行き届いた区をつくり、平和憲法9条を守ろうと呼びかけた。この日、聴衆から「共産党がんばれ」と3万2049円の募金が寄せられた。幸先のよいスタートである。(苫)

体育館にエアコン 全会一致で

 12月11日閉会した渋谷区議会第4回定例会に提出された2018年度補正予算は、全会一致で可決された。その内容は、日本共産党区議団が求めてきた全小中学校の体育館の冷房化の実施だ。小中学校の体育館は、大震災が発生した際には、住民のための避難所となるところ。夏場に地震が起きた場合には、エアコンがなければ避難所の役割は果たせない。昨年のように「災害」とも言われるほどの暑さが続けば、クーラーがなければ体育館は利用できず、教育にも支障をきたす。これまで体育館にエアコンが設置されていたのは、小学校は神宮前、本町学園、中学校は上原、本町学園の4校だけ。それが残りすべての小中学校でエアコン設置に踏み出すことになった。6月末までに工事がおこなわれることになっている。日本共産党渋谷区議団は、かねてから全小中学校のエアコン設置を強く要求してきた。それが実現できたことを率直に喜びたい。(苫)


トマ議員の短編小説集『小樽の街と渋谷の街で』出版

 トマ議員が、折々にしたためてきた自伝的短編小説集『小樽の街と渋谷の街で』(文芸社刊 1500円+税)を出版しました。詳しくは文芸社HPをご覧ください。トマ事務所でも扱っています。


私の自己紹介

 苫(トマ) 孝二

  • 1950年 北海道白糠(しらぬか)郡白糠村の炭鉱で生まれる。小樽潮陵高校定時制卒業。

  • 渋谷区議8期。文教委員長、福祉保健委員長、自治権確立特別委員長、交通問題特別委員長歴任。

  • 日本民主主義文学会渋谷支部長、はたがや協立診療所理事。

  • 活動地域は幡ヶ谷1丁目と笹塚。
    事務所は十号坂商店街にあります。
    (笹塚3-19-5、電話3374-2546)
    お気軽にお立ち寄りください。

 

トマ区議の実績、人柄、政策を紹介するパンフレットです。画像をクリックすると、大きな画像でご覧いただけます。(pdf形式)