第31回多喜二祭 今年も意義深く

 渋谷区羽澤(現・広尾)のアジトを出て特高警察に捕らえられ、29歳の若さで虐殺されたプロレタリア作家・小林多喜二。その生きざまを学び、戦争のない平和な時代を守ろうと開かれている杉並・中野・渋谷多喜二祭。今年は会場難のため、3月3日の開催となった。雨が降るあいにくの天候となったが、それでも各講演者の話を聞こうと大勢の人が詰めかけた。開会に遅れた人は会場が満員のため楽屋のモニターテレビの前に回ってもらった。今回の企画で好評だったのは、三重大学教授の尾西康充氏の記念講演と「多喜二の29歳の人生を写真でたどる」プログラム。加えて池内さおり日本共産党前衆議院議員の「多喜二から受け継いだ闘いのバトン」のミニ講演。池内さおり氏自身が多喜二の生き方から学んだことを率直に語り、参加者に大きな感動を与えた。久しぶりに出演した村上弦一郎氏の流麗なピアノ演奏は多くの人を魅了した。今年も意義深いよい多喜二祭だった。(苫)

熱い決意 事務所開き

 3月2日午後3時から笹塚3丁目のトマ孝二事務所で、来月に迫った統一地方選挙のための事務所開きがおこなわれた。桜井悌子さんの司会で事務所開きがスタート。最初に日本共産党渋谷地区委員会の大井一雄副委員長が「今度の選挙は国民無視の安倍政権を退陣させる選挙」と協調。福井典子元都議が9期目に挑むトマ区議を「みんなの力で押し上げよう」と力説。税理士の石井裕二氏は「24時間、親身に相談に乗るトマさんを区議会に」。白衣姿のはたがや協立診療所の園田久子医師は満足に医療が受けられない人がいる現状を示し、「区民の生命を守るトマさんを」。生活・法律相談会のパートナーの久保木亮介弁護士は「毎月欠かさず相談会を開き、区民の困難解消のため頑張っているトマさんを勝たせよう」。各氏に周りの50人から決意のこもった拍手が送られる。締めくくりに立ったトマ区議はやる気満々で「区民生活を守るために負けられない。必ず勝つ」と熱い決意を語った。(苫)


今度は本土が 安倍政権ノーの審判

 2月24日投開票がおこなわれた沖縄県の辺野古新基地をめぐる県民投票。基地建設に反対の票は43万4273票で、投票総数の71.7%にのぼった。圧倒的県民は基地建設を強行する安倍晋三首相に「ノー」の審判を下した。注目されるのは票数。昨年9月の県知事選挙で当選した玉城デニー氏の39万6632票を約4万票近く上回ったこと。自民党や公明党は投票を拒否して、50%以下の投票率として「民意を反映していない」とする戦術をとったが、県民はそれをはねかえして52.48%の投票率となった。この結果に対し、安倍首相は「危険な普天間基地移設のために基地をつくる。それ以外の選択肢はない」と居直り、美しい海に土砂を注ぐ工事を続けている。まったく基地のない平和な島をと願っている人びとを踏みにじる傍若無人の態度だ。今度は、4月の統一地方選挙で本土から「アベ政権ノー」の審判を下そう。(苫)

合同句集・星座 3年間の成果

 はたがや協立診療所の患者を中心とする句会がこのたび合同句集・星座Ⅲを発行した。毎月第4土曜日の午後2時から診療所の会議室で句会を開いている。主宰者は、元はたがや協立診療所事務長の中西敏一氏である。毎月の例会には12、3人が集い、各氏が持ち寄った作品3句と当日出された「季題」に添った句をつくり、4句提出する。その中から、各氏が自分の句以外でよいと思った5句を選ぶ。すぐれた句に点数が集まる。これらを披講というのだが、少し緊張する場面である。続いて各作品について、ひとつずつ感想を出し合い、よい点や工夫すべき点などについいて、率直に話し合う。大いに学ぶ場である。さて、「星座Ⅲ」は、こうした毎月研鑽した3年間の成果をまとめたものである。この間亡くなった増田里美さんの句をはじめ、16人の句が掲載されている。それぞれが日々の生活の中から詠んだもので味わいのある句が並んでいる。頒価は500円。ぜひ、一読を。(苫)

新ルートは中止を 羽田空港

 国土交通省は、羽田空港の国際便の発着回数を年間3万9千回増やす計画を強行しようとしている。これまで安全を確保するため羽田空港の到着便は東京湾上空から入り、出発便は東京湾に向けて出ていくとされてきた。ところが、国土交通省は、これを破り、南風時の夕方に、渋谷の上空に2ルートを設定し、2分弱に1機が羽田に到着するという計画をすすめようとしている。これにより、渋谷駅近辺では600メートルの低空で羽田空港に向けて降りていく。世界では、民間航空機の事故は年間平均5.7回も起こっている。大勢の人が働き暮らす渋谷の街を大型旅客機が飛行する中で事故が起こったらどうなるのか。区民が不安を感じ反対するのは当然だろう。成田空港は現在でも余裕があり、滑走路の増設も決定し、新規受け入れのキャンペーンも始まっているという。さらに茨城や新潟、静岡空港は閑散としており、客待ち状態。何も危険なルートをつくる必要はないではないか。(苫)

勇気もらった 新島村議会の空白克服

 渋谷区の青少年宿泊施設がある伊豆七島の新島村。ここの村議会議員選挙が1月29日告示され、定数と同じ10人の立候補となったため、日本共産党の綾亨氏が当選し、前回の村議会議員選挙で失った党議席を回復した。綾さんは北海道で国鉄労働者として働いていた。国鉄の民営化に反対してたたかっていたことから広域配転となり、埼玉県にやってきた。夫人は浦和市議になり、地域で活動していたが、県議選に立候補して惜敗。その後、夫婦は新島村へ移住。行動力のある綾さんに共産党都委員会は2年前、白羽の矢を立て、島しょ部の東京都議会議員候補に要請。綾さんは受けて立ったものの敗退。その後、村議会議員の補欠選挙にも立候補したが、議席に届かなかった。しかし、綾さんは、めげることなくがんばり、今回の勝利となった。安倍内閣打倒をめざす統一地方選挙の前哨戦となった村議会議員選挙。そこで空白克服という快挙に、私は勇気をもらった。(苫)

9条俳句掲載へ 公民館だより

 「梅雨空に『9条守れ』の女性デモ」の俳句が「公民館だより」に不掲載とされたことをめぐって、作者の女性が、さいたま市に対し掲載を求めた裁判で、最高裁は昨年12月20日、市に対し、原告の女性に5千円の慰謝料を払うよう命じた東京高裁の判決を支持する決定を下した。私が所属する「はたがや句会」は、この問題が発覚した4年前、「表現の自由を奪うさいたま市の対応は憲法違反であり、許されない。不掲載を反省し、掲載すべきだ」として、市に要請に行った。しかし、市側は「世論を二分するようなテーマの句は載せられない」と繰り返す傍若無人の態度だった。こうした態度に、作者の女性は1年後の2015年6月に裁判に訴えた。裁判は全国的に注目され、女性を支援する「9条俳句」市民応援団が結成された。そうした運動が広がる中で、最高裁は「公正・中立」を理由に市民の活動を制限したことは違法と断じたのだ。この句の掲載が発表されたことに私は深く安堵した。(苫)

27兆5千億円 安倍政権の大軍拡

 区民の皆さんはご存知だろうか。安倍首相が途方もない大軍拡に乗り出していることを。じっさい、安倍政権は昨年12月、今後5年間に27兆5千億円も支出する計画を決定した。そして、新年度予算案では過去最高の5兆7千億円もの軍事費が盛り込まれた。その中身は、これまで敵基地を攻撃する空母や長距離ミサイルの配備などは憲法違反、としてきたことをやめ、増強するのだ。安倍政権は、専守防衛という建前さえ投げ捨て、日本を再び「戦争する国」にするのだ。とくに問題なのは、アメリカ・トランプ大統領の言いなりになって、1機120億円もするF35ステルス戦闘機を147機も購入すること。まるでアメリカの属国ではないか。戦闘機を買う税金を教育・保育費に活用すれば、戦闘機7機分で小中学校の17万カ所にエアコンがつく。戦闘機30機分で認可保育園は2200園も設置できる。改めて大軍拡をやめて福祉・教育、暮らしに回せの声をあげよう。(苫)

135億円の土地代 30年前の特養ホーム

 1月15日から区役所は元の宇田川町に戻った。区議会は13・14階に陣取った。共産党の控室は、まったく外部が見えなかった仮庁舎から、代々木公園が一望できる部屋になった。仮庁舎から移る際、机やロッカー内に残っていた資料などを整理していると、古い「しんぶん赤旗」の記事が出てきた。1989年1月29日付の日曜版の記事は、渋谷区で最初につくられた西原の特別養護老人ホーム用地の取得について、私が書いたものだった。当時はバブルの真っただ中。約1200坪の土地代が135億1千万円。住民が「渋谷区内に特別養護老人ホームを作る会」を結成し、延べ1万800人の署名を集め、区議会に7度も請願をしたこと、天野房三区長(当時)にも何度も要請したことによって実現したことが記録されている。当時の待機者は120人。それ以後、8カ所のホームができたにもかかわらず、442人も待機者がいることに、私は改めて頑張らなければ、と思った。(苫)

幸先よいスタート 新春街頭宣伝

 今年は歴史的なたたかいの年。それだけに1月3日から活動を開始。午後1時から笹塚駅前で多くの仲間と「アベ政治を許さない」のポスターをかかげて宣伝署名活動を行った。4日は区役所に行き仕事始めの各職員に挨拶。その後、区と区議会主催の新年賀詞交歓会に出席。午後から有力者への挨拶回りに出かけ、9条の会代表委員で作家の澤地久枝さんや弁護士の平山知子さん宅などを6人の議員と折笠裕治予定候補と訪問。夜は地元の十号坂商店街の新年会に出席。消費税10%増税を食い止めようと訴えた。5日は6議員と折笠予定候補と区内各地を巡り街頭演説。私は笹塚駅前と富士見高校前で4月21日投票の渋谷区長・区議会議員選挙と7月の参議院選挙で必ず共産党を勝利させ、住民が主人公、福祉の行き届いた区をつくり、平和憲法9条を守ろうと呼びかけた。この日、聴衆から「共産党がんばれ」と3万2049円の募金が寄せられた。幸先のよいスタートである。(苫)

体育館にエアコン 全会一致で

 12月11日閉会した渋谷区議会第4回定例会に提出された2018年度補正予算は、全会一致で可決された。その内容は、日本共産党区議団が求めてきた全小中学校の体育館の冷房化の実施だ。小中学校の体育館は、大震災が発生した際には、住民のための避難所となるところ。夏場に地震が起きた場合には、エアコンがなければ避難所の役割は果たせない。昨年のように「災害」とも言われるほどの暑さが続けば、クーラーがなければ体育館は利用できず、教育にも支障をきたす。これまで体育館にエアコンが設置されていたのは、小学校は神宮前、本町学園、中学校は上原、本町学園の4校だけ。それが残りすべての小中学校でエアコン設置に踏み出すことになった。6月末までに工事がおこなわれることになっている。日本共産党渋谷区議団は、かねてから全小中学校のエアコン設置を強く要求してきた。それが実現できたことを率直に喜びたい。(苫)


トマ議員の短編小説集『小樽の街と渋谷の街で』出版

 トマ議員が、折々にしたためてきた自伝的短編小説集『小樽の街と渋谷の街で』(文芸社刊 1500円+税)を出版しました。詳しくは文芸社HPをご覧ください。トマ事務所でも扱っています。


私の自己紹介

 苫(トマ) 孝二

  • 1950年 北海道白糠(しらぬか)郡白糠村の炭鉱で生まれる。小樽潮陵高校定時制卒業。

  • 渋谷区議8期。文教委員長、福祉保健委員長、自治権確立特別委員長、交通問題特別委員長歴任。

  • 日本民主主義文学会渋谷支部長、はたがや協立診療所理事。

  • 活動地域は幡ヶ谷1丁目と笹塚。
    事務所は十号坂商店街にあります。
    (笹塚3-19-5、電話3374-2546)
    お気軽にお立ち寄りください。

 

トマ区議の実績、人柄、政策を紹介するパンフレットです。画像をクリックすると、大きな画像でご覧いただけます。(pdf形式)