とまとニュース電子版 2010年2月分

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2010年1月分

No.986 2010年2月7日No.987 2010年2月14日No.988 2010年2月21日


No.989 2010年2月28日

第1回定例区議会に条例20件、予算案5件などを提出
女性センター・アイリスに使用料を設定

「しんぶん赤旗」
今日の主な記事


 18日開かれた渋谷区議会議会運営委員会で3月4日に招集される第1回定例区議会に桑原区長から提出される予定議案について説明がありました。そのおもな内容についてお知らせします。
     ◇
 桑原区長が示した提出予定議案は条例の制定および一部改正案が20件、予算案が5件、補正予算案が2件、契約議案が1件、その他3件、監査委員の選任の同意案件が2件の合計34件です。
国民健康保険料の引き上げ
 総務区民委員会に付託され審議されるのは6件。
 女性センター・アイリス条例の一部を改正する条例は、旧大和田小学校跡地複合施設に移転し、また使用料を設定するため改定するもの。
 職員の給与に関する条例の一部を改正する条例は、超過勤務手当ての支給割合を改正するためのもの。
 職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例は、退職手当の支給制限、返納制度を拡充するためのものです。
 区地域交流センター条例は、改築された新橋区民会館が多目的施設となっているため制定されるもの。
 区立二の平渋谷荘条例の一部を改正する条例は、区民以外の人の利用料を引き上げるためのもの。
 国民健康保険条例の一部を改正する条例は、保険料を大幅に引き上げるために改定するものです。
暴力団員の入居を制限
 福祉保健委員会で付託され審議されるのは4件。
 区営住宅条例の一部を改正する条例は、改築された新橋区民会館に設置されるアクティブ住宅新橋の追加と、暴力団員の入居などを制限するための改定。
 区民住宅条例、地域福祉人材住宅、借上げ高齢者住宅条例の一部を改正する条例は、いずれも暴力団員の入居等の制限を設けるためのものです。
女性福祉基金の緩和
 文教委員会に付託され審議されるのは7件。
 保育の実施に関する条例、保育料等徴収条例、区立保育園条例の一部を改正する条例は、児童福祉法の一部改正などにともない規定を整備するためのもの。
 女性福祉資金貸付条例の一部を改正する条例は、貸付条件を緩和するためのもの。
 子ども家庭支援センター条例の一部を改正する条例は、子ども家庭支援センターを神南分庁舎に移転するものです。
 幼稚園教職員の給与に関する条例の一部を改正する条例は、超過勤務手当ての支給割合および義務教育等教員特別手当の額を改定するため。
 区立図書館条例の一部を改正する条例は、新中央図書館、こもれび大和田図書館、笹塚子ども図書館の開設と開設時間などの改定をおこなうためのものです。
宮下公園をナイキに委託
 都市環境委員会に付託され、審議されるのは3件。
 宮下公園運動施設管理条例は、宮下公園運動施設を設置し、管理・運営を(株)ナイキに委託するために制定するもの。
 区立都市公園条例の一部を改正する条例は、占用料の引き上げなどをおこなうため。
 道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例は、道路占用料を引き上げるためのものです。


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No.988 2010年2月21日

後期高齢者医療保険料が4月から引き上げに
平均4.94%の引き上げ、42%の人が負担増


 東京都後期高齢者医療連合は、このほど2010・2011年度の保険料について1人当たり平均4.94%引き上げ、加入者の42%が負担増となる保険料率案を発表しました。その内容についてお知らせします。
     ◇
 民主党政権は、後期高齢者医療制度廃止の政権公約(マニフェスト)を踏みにじり、廃止問題を先送りしたうえに、さらに保険料率について国民に負担増をしないという約束を破る新年度予算案を編成しました。
 このため、75歳以上の渋谷区民が加入する東京都後期高齢者医療連合は、保険料率を引き上げざるを得なくなりました。
 その結果、保険料について均等割は3万7800円に据え置くことを決定。しかし、所得割の料率については年収80万円以下の単身の低所得者は据え置きとなりましたが、それ以外の加入者は引き上げの対象とされ、6.56%から7.18%に料率を引き上げ、1人当たりの平均保険料額を8万4274円から8万8439円(4.94%増)とする案が決められました。それにより、全体の42%の人が負担増となります。

平成22・23年度 東京都後期高齢者医療保険料率案について
【現在】20・21年度 22・23年度(案)
保険料率 均等割 所得割 均等割 所得割
37,800円 6.56% 37,800円 7.18%
対20・21年度比 0円 0.62ポイント
1人当たり保険料額 84,274円(21年度実績) 88,439円(+4.94%)
政令どおりの場合 41,000円 7.38% 42,300円 8.39%
区市町村負担額
(2年分)
約204億円(当初算定時)
【分賦金136億+葬祭費66億+所得割軽減2億】
約203億円
【分賦金201億(葬祭事業費含む)+所得割軽減2億】
収入別保険料額 単身 80万円 3,700円 3,700円(増減なし)
173万円 33,500円 33,800円(300円増)
211万円 56,800円 58,600円(1,800円増)
2人世帯 168万円 10,800円 11,200円(400円増)
192.5万円 50,700円 51,900円(1,200円増)
211万円 79,400円 81,200円(1,800円増)
賦課限度額到達所得 7,050,000円 6,450,000円

 じっさい、表のように、収入別保険料は、年収80万円の単身者だけ3700円で据え置きとなっていますが、211万円では5万6800円の保険料が5万8600円に、1800円も引き上げられる案となっています。
 同じ所得の2人世帯も、7万9400円の保険料が8万1200円に、1800円引き上げられます。
 日本共産党区議団は、後期高齢者医療制度の廃止が先送りされればされるほど、高齢者の負担と犠牲が増大することなどから、後期高齢者医療制度の即時廃止を強く求めてきました。
 さらに、保険料の負担増の解消や75歳以上の医療費無料化など、高齢者が安心して医療が受けられるよう改善を強く要求してきました。
 この夏の参議院選挙では、日本共産党の躍進で、高齢者を差別し、重い負担を負わせる後期高齢者医療制度をかならず廃止させるために力を合わせましょう。


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No.987 2010年2月14日

旧大和田小学校跡地に56億5500万円計上
「渋谷の未来に向けて」の計画にない施設建設目白押し


 今週号は、先週号に続いて1月29日に桑原区長が発表した2010年度渋谷区一般会計予算原案についてお知らせします。今週号は、桑原区長がトップダウンですすめる施設建設に対する予算計上にしぼって報告します。
     ◇
 多くの区民の反対を押し切って2007年10月に着工された旧大和田小学校跡地複合施設は今年6月に竣工し、11月に開設されます。このため、新年度のこの施設に対する工事費・管理運営の予算は総計で56億5490万2千円にのぼっています。
 さらに、ことし10月に開設予定の代官山複合施設の工事費として9100万円、新橋区民複合施設の工事費7億8200万円、そして11月に開設される西原区民施設に8000万円の建設工事費を計上。また、来年3月に開設される大向区民複合施設に3億6200万円の工事費が盛り込まれました。
 さらに、都市整備公団住宅の建て替えと合わせて2013年3月の完成をめざして工事がおこなわれる恵比寿保育園と区民会館の区民複合施設の工事費として7200万円、旧代々木高校跡地複合施設(特別養護老人ホームと保育園設置)の建設工事費として4億5000万円が計上されました。
 加えて新規事業として「渋谷の未来に向けて」で打ち出した404億円の施設建設計画になかった大向複合施設(大向出張所跡地に2013年2月開設予定)の設計委託費として2600万円、原宿警察跡地にプールや出張所などの施設をつくる千駄ヶ谷区民複合施設(2013年7月開設予定)の設計委託費として8000万円が盛り込まれました。
 そして、代々木学童館跡地に子育て支援センターなどを設置するための改修工事費として8000万円が計上されました。
 そのうえ昨年の第4回定例区議会の最終日に補正予算案を提出し、購入した西原2丁目の幼保一元化施設の設計委託費として2500万円がつけられました。
 このほか、千駄ヶ谷4丁目の自立支援センターを建て替え、見守りサポートや会議室などを建設するための工事費として7500万円、開設のための備品購入費として710万円の予算が計上されました。


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No.986 2010年2月7日

渋谷区2010年度一般会計予算原案を発表
保育園の定員増や家賃補助制度の復活など


 1月29日、渋谷区議会全員協議会が開かれ、桑原区長から2010年度渋谷区一般会計予算原案について説明を受けました。そのうちの区民生活向上となるおもな新規事業などについてお知らせします。
     ◇
 発表された2010年度渋谷区一般会計予算原案の規模は843億8900万円で前年度の当初予算より3億4520万円(4.3%)増となっています。
 歳入の内訳を見ると深刻な不況を反映して区民税が前年度より41億8951万3千円(9.2%)も減り、414億8733万7千円となり、地方消費税交付金も前年度より5億9163万7千円(9.3%)も少ない57億9951万6千円となっています。
起債発行8億9900万円
 このため、都市整備基金や財政調整基金からの繰入金が前年度より31億1940万6千円(54.6%)増の88億3407万6千円、前年度はゼロだった起債の発行額が8億9900万円などという構成になっています。
 新規事業として打ち出されているのが、保育園の定員増で、大和田保育園(仮称)の新設をはじめ、新橋、代官山、大向保育園の建て替えや認可外保育園の新設によって、200人程度の定員が拡大されます。
 また、5万円支給のハッピーマザー制度にかわり出産育児助成金制度がつくられ、子どもが生まれた家庭に8万円の出産一時金が支給されます。
 高齢者の社会参加事業として進められてきたコミュニティバスの運行。新たに4ルート目の富ヶ谷・上原ルートが開設されます。
 千駄ヶ谷4丁目に設置されていた自立支援センターの廃止にともない、その跡地に見守りサポートの事務所や地域住民のための会議室などがつくられる計画です。また、西原出張所跡地と隣接の町会事務所跡地に区民会館が建設されます。原宿警察跡地に区民複合施設を設置(2013年7月完成予定)する予算も計上されました。
 感染症予防対策の拡充として、子どもたちに「みずぼうそう」「おたふくかぜ」(1歳以上、4歳未満)、「子宮頸がん」(10歳~20歳未満)の予防接種の無料化が実施されます。
 定住支援策として家賃補助制度が復活され、若者の単身世帯に月額3万円、夫婦・一人親世帯に月額4万円、夫婦と子どもの世帯に月額5万円を、100世帯を対象に支給する制度がスタートします。
 耐震促進の新規事業として対象世帯に20万円を補助する「木造住宅簡易補強工事制度」が実施されます。その予算として50軒分、1千万円が計上されました。
中央図書館がオープン
 改築工事がおこなわれていた中央図書館も3月末で竣工し、5月に開設され、旧大和田小学校跡地複合施設につくられていた「こもれび大和田図書館」も11月にオープン。旧笹塚学童館につくられていた笹塚子ども図書館は6月に開設される予定です。
 新橋区民会館跡地の複合施設が完成し、8月に高齢者単身用12戸、ファミリー用15戸の募集がおこなわれる見込みです。


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