とまとニュース電子版 2015年5月分

とまとニュースは、「しんぶん赤旗」折り込みで読者の方にお届けしているトマ孝二事務所ニュースです。
トマ孝二ホームページでは、その主要な記事をご紹介しています。

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No.1247 2015年5月3日No.1248 2015年5月17日No.1249 2015年5月24日


No.1250 2015年5月31日

日本がアメリカの戦争に参加する危険な法案
区民の生命を守る立場から区長は反対すべき


 第2回定例区議会は6月11日に招集されます。日本共産党渋谷区議団は11日の本会議にトマ孝二議員を立て、12日の本会議では初当選の秋元英之議員を一般質問に立てます。トマ議員は安倍首相が強行しようとしている「戦争法案」をはじめ、消費税10%増税、核兵器廃絶問題、区政に臨む基本姿勢などについて長谷部健新区長に質問します。
 とくにトマ議員は、憲法蹂躙の「戦争法案」について、区民の生命、財産を守る立場から問題点を明らかにし、長谷部区長に「安倍政権の暴走政治ストップ」のために立ち上がることを求めます。その質問の内容は次のとおりです。
     ◇
 私は、日本共産党渋谷区議団を代表して、区長に、区民の切実な思いとそれにもとづく対応や施策に対する見解を求めて質問します。
 最初は、日本の進路、区民の生命にかかわる「戦争法案」について質問します。
 安倍首相がさる5月15日、国会に提出した集団的自衛権行使を具体化するための法案は、「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」と定めた憲法第9条を真っ向から踏みにじるものです。
 じっさい、法案の内容は第1に、アメリカが戦争に乗り出した際、自衛隊が「戦闘地域」に行って、軍事行動をするものです。
 「戦闘地域」に自衛隊が武器を持っていけば、相手から攻撃され、それに応戦すれば戦争になります。これは先に示した憲法9条が禁止した武力行使そのものです。まさに自衛隊はアメリカ軍と行動し、「殺し、殺される」戦闘に入っていくのです。
 第2は、日本がどこの国からも攻撃されていないのに、集団的自衛権を発動して、アメリカとともに戦争することです。国会で「アメリカが先制攻撃の戦争を行った場合でも集団的自衛権を発動するのか」の追及に対し、安倍首相は否定しませんでした。先制攻撃は、国際法違反の侵略行為です。
 アメリカが無法な戦争に踏み出したときに、自衛隊は参戦するのです。それは集団的自衛ではなく、集団的侵略に加わることになるのです。
 まさに、戦争法案は、アメリカが起こす戦争に自衛隊が参戦するもので、憲法第9条を踏みにじるものです。こうした法案は、国際平和都市を標榜するわが区としては、看過できないものです。
 長谷部区長は、安倍政権の日本の若者を戦場に送り、殺し、殺される国にすることに対し、区民の生命を守る立場から、反対すべきと考えます。見解を伺います。
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No.1249 2015年5月24日

渋谷臨時区議会で議長、副議長、監査委員選出
4常任委員会委員長、副委員長、委員を決定


 20日、渋谷区議会第1回臨時区議会が開かれ、議長、副議長、議会選出の監査委員をはじめ、4常任委員会の所属議員などが決定され、新たな区議会がスタートしました。その内容についてお知らせします。
     ◇
 新たな議長には、自民党の木村正義議員、副議長には公明党の沢島英隆議員が選出されました。監査委員には、無所属議員5人でつくる渋谷を笑顔にする会の岡田麻理議員が就任しました。
 各常任委員会の委員長、副委員長、委員は次のとおりです。
総務委員会
委員長 斎藤竜一(自民)
副委員長 鈴木建邦(民主)
委員 木村正義(自民)
   丸山高司(自民)
   五十嵐千代子(共産)
   栗谷順彦(公明)
   伊藤毅志(笑顔)
   岡田麻理(笑顔)
   須田賢(無所属)
区民環境委員会
委員長 治田学(民主)
副委員長 田中匠身(笑顔)
委員 斉藤貴之(自民)
   下嶋倫朗(自民)
  トマ孝二(共産)
   沢島英隆(公明)
   松山克幸(公明)
   笹本由紀子(無所属)
文教委員会
委員長 菅野茂(共産)
副委員長 一柳直宏(自民)
委員 佐藤真理(自民)
   秋元英之(共産)
   久永薫(公明)
   小柳政也(笑顔)
   芦沢一明(民主)
   堀切稔仁(無所属)
福祉保健委員会
委員長 田中正也(共産)
副委員長 古川斗記男(公明)
委員 染谷賢治(自民)
   前田和茂(自民)
   藤井敬夫(自民)
   牛尾真己(共産)
   近藤順子(公明)
   薬丸義人(笑顔)
   吉田佳代子(民主)
 このほか、各会派の幹事長で構成する「各派代表会議」で協議がすすめられた結果、4つの特別委員会を設置すること、その委員会の委員長、副委員長、所属議員が内定しました。正式には、6月に開かれる定例区議会で決定されます。
 なお、6月定例会では、日本共産党渋谷区議団を代表してトマ孝二議員が質問。また、新人の秋元英之氏が初めての一般質問をおこないます。長谷部健新区長が、住民の声にもとづく共産党区議団の質問にどのような答弁、対応をするのか注目されます。
 ぜひ傍聴においでください。
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No.1248 2015年5月17日

核兵器廃絶めざしNPT再検討会議へ行動
トマ区議 ニューヨークで訴えの文書を提出


 4月27日から5月22日の日程でアメリカ・ニューヨーク市の国連本部で開かれている第9回核不拡散条約(NPT)再検討会議。今回の会議は、圧倒的な国々が前回の会議で採択した行動計画を実践し、広島・長崎の被爆から70周年となることを踏まえ、核保有国に対し核兵器禁止条約の交渉開始をおこなうよう求めており、その行方が注目されます。
 トマ孝二議員は、5人の渋谷原水協の仲間とともに、5月1日から6日の日程でこのNPT再検討会議で核兵器廃絶のための取り組みが進むことを願って、国連NGOが開いた会議と「広島と長崎へ愛を込めて 軍縮のためのコンサート」に参加してきました。
     ◇
 トマ議員は、2日午前9時からペース大学の一室で開かれた国連NGO「廃絶2000総会」に出席。トマ議員は日本原水協の一員として参加していることを自己紹介し、日本保険医団体連合会に勤務し反核医師の会事務局として活動している小林耕治氏が、核兵器を廃絶するために取り組んでいる自身の活動について英語で報告し、拍手を受けました。
 トマ議員は、前夜、ニューヨークで落ち合ったIさんに同時通訳をしていただこうと考えていましたが、それが困難であることから、彼女に英語に翻訳してもらった文書を提出し、発言として記録してもらうことになりました。
 その主な内容は次のものです。
 日本人である私が、核兵器をなくしたいと思ったのは、小学3年生・10歳の時でした。担任の先生からヒロシマ・ナガサキに落とされた原子爆弾によって、一瞬のうちに子どもや女性など直接戦争に加わっていない人々が、一発の爆弾によって無残に殺された歴史を教えられ、二度と戦争を起こしてはならないと心から思ったのがきっかけでした。
 以来、私は、いろんな活動、場面で、そのことを表明してきました。とくに、私は広島で半年間過ごしたことがあり、そこで私の思いは深まりました。
 皆さん、原爆は、一瞬のうちに人間を殺りくする最悪の兵器です。これを保有することは、人間の良心から許されないことです。絶対、人類が使ってはならない兵器です。子どもや孫たちの世代に伝えてはならない兵器です。だからこそ、それをなくすために、全世界の人々と手をつなぐことが大切だと思っています。ぜひ、皆さん、力を合わせましょう。
     ◇
 午後から開かれた「広島と長崎へ愛を込めて 軍縮のためのコンサート」は、被爆者の訴えや核廃絶を願って活動している人のスピーチがあり、また、ピアノとバイオリンの演奏などと盛りだくさんのプログラム。感動したのは、長崎の被爆者のコーラスグループ・ひまわりの歌声。その指揮をしていたのがシンガーソングライターの寺井一通さんだったことです。
 寺井一通さんは30年前まで東京に住み、活動していました。15、6年前に出身の長崎に戻って以来、まったく会っておらず、劇的な再会でした。コンサート終了後、寺井さんのもとに駆け寄り握手。核廃絶への熱い思いを確かめ合いました。
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No.1247 2015年5月3日

区庁舎建替え問題や685億円活用の政策訴え
小中学校の給食無償化に大きな共感が広がる


 4月26日投票がおこなわれた渋谷区議会議員選挙で日本共産党のトマ孝二議員は、1454票(24位)で当選し、8期目の議席を確保しました。トマ議員が選挙中に訴えたことは今後も重要な区政の課題となります。そのことや選挙結果などを報告します。
     ◇
 今回の渋谷区議会議員選挙は、34の定数に対し50人が立候補するかつてない多数激戦となりました。その中で日本共産党は、得票では前回と比べ1984票、得票率で2%伸ばし、1万616票(得票率15.1%)を獲得。公明党の8500票を大きく離し、文字通り第2党に躍進しました。
矢部はじめ氏は惜敗
 区長選挙では、日本共産党が応援した矢部はじめ候補は2万2812票を獲得しましたが、桑原区長が後継者と指名した長谷部健氏が2万5326票で当選しました。なお、自民、公明党が推薦した元自民党都議は2万1267票で第3位でした。
 区議会議員選挙の結果は、13人の候補者を立てた自民党が10議席。日本共産党は新保久美子議員さんの議席を継いだ秋元ひでゆき氏を加え6人が当選し現有6議席を守り、公明党も新人2人が当選し6議席を確保。民主党は5議席をめざしましたが新人が落選し4議席。無所属クラブは3人が全員当選。無所属渋谷は現職1人落選し1議席でした。
 結局、前回議席を上回ったのは自民党が2議席で、新たに議席を獲得したのは日本を元気にする会の1議席だけでした。
安倍政権ストップ
 今回の選挙では、安倍・自公政権がいっせい地方選挙後の5月中旬に集団的自衛権行使を具体化するための「戦争立法」を閣議決定し、国会に上程しようという情勢を受けて、日本を戦争する国にするのかどうかが鋭く問われました。
 トマ議員は、平和憲法第9条を踏みにじる戦争法をつくる安倍政権の危険な暴走をストップさせようと訴えました。
 また、区庁舎建替え問題が大争点となっていること、区役所の土地を大企業・三井不動産に70年間も貸付け、三井不動産が大もうけし、その見返りに庁舎、公会堂を建ててもらう計画は中止し、区民にすべての情報を公開し、新たな計画をつくろうと訴えました。
保育園を増設する
 そして、区民の暮らしが厳しくなっていることを指摘し、区が貯め込んでいる685億円を区民の暮らし、福祉、教育のために使い、福祉・教育のゆきとどいた渋谷区をつくろうと呼びかけました。
 とくに①保育園を増設し、待機児を解消すること②683人の待機者をなくすため特別養護老人ホームを増設すること③子どもの医療費無料化を高校生まで拡大し、高齢者の医療費無料化を75歳以上の住民税非課税の低所得者に実施すること④小中学校の給食費無償化を実施――を強く訴えました。
 こうした訴えは、多くの人びとから共感を受け、トマ議員は前回の1381票・27位から73票増やし、1454票・24位となりました。
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