とまとニュース電子版 2021年8月分

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No.1503 2021年8月29日

子どもたちのパラ観戦中止など6項目
日本共産党渋谷区議団が長谷部健区長に緊急要請


 8月24日から始まった東京パラリンピックは、無観客での実施と決定されました。しかし、競技場のある自治体では、幼稚園・保育園、小・中学校については、観戦を認めるという特例が設けられました。それを受けて渋谷区では、子どもたちの観戦を実施しようとしています。そのため、日本共産党渋谷区議団は19日、長谷部健区長にパラリンピック観戦中止などを求める緊急の要請をおこないました。その要請文は、次の通りです。
     ◇
新型コロナ感染急拡大による区民のいのちの危険の増大に対して、渋谷区として緊急に対応すべき課題についての要望書
 全国の新規感染者は連日2万人を超え、感染力の強いデルタ株による感染爆発の様相となっている。渋谷区でもしばしば1日100人を超え、8月18日までの感染者は8397人で区民の約40人に1人が感染したことになる。また東京都内の医療提供体制は逼迫しており、必要な医療が受けられず、在宅で死亡するケースが続発するなど医療崩壊といのちの危険が広がっている。
 こうした中で、渋谷区は区民のいのちを守ることを最優先に、感染拡大の抑止と医療提供体制の確保、事業者が安心して休業できる補償を行うことが求められる。以上の点から、下記事項について緊急に実施するよう要望する。
 記
1. コロナ対策に集中するために、国と都、パラリンピック組織委員会に対して、パラリンピックの開催の中止を求めること。
2. 約13万2000人の児童・生徒がパラリンピックを観戦する「学校連携観戦プログラム」については、8月18日現在23区中17区が中止し、実施を決定したのは江東区と渋谷区だけである。区内の保護者からも不安や中止を求める声が上がっており、昨日の東京都教育委員会臨時会では現在の感染拡大の状況を懸念し、「さまざまな立場の人に寄り添うことを学ぶのがパラ教育。今、最も寄り添うべきは医療従事者だ」などの意見が出され参加した教育委員4人全員が反対した。子どものいのちを守ることを最優先に、渋谷区として「学校連携観戦プログラム」への参加を中止すること。
3. 感染爆発に歯止めをかけ抑止するためには、無症状者からの感染のリンクを断ち切るため積極的検査を進めることが重要である。特に若年層や家庭内感染が広がっていることから、区として、希望する家庭へのPCR・抗体検査キットの送付、薬局でのPCR・抗体検査キットの配布し、積極的な検査を実施すること。
4. すべての中等症患者に医療管理ができるよう、国や都に対して入院病床の大量確保を求めるとともに、区としても墨田区のように独自に病床を確保すること。やむを得ず自宅療養となる患者に対して、医師会の協力も得て、容体の急変に対応できるよう医師、看護師による管理・往診体制を確立すること。また全員にパルスオキシメーターを配布し、食べやすい食事に改めること。政府の中等症患者は原則自宅療養との方針の撤回を求めること。
5. 国に対して医療機関への減収補てんを求めるとともに、区独自で医療従事者への支援を行うこと。
6. 区として、財政調整基金も活用して中小企業や文化芸術関係者に対して支援を行うとともに、住民税非課税者に給付金を支給すること。
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No.1502 2021年8月22日

コロナ禍で厳しい生活 切実な要望
共産党区議団が生活と健康を守る会と懇談


 日本共産党渋谷区議団は、7月から各団体と懇談し、コロナ禍で苦しむ区民を支援していくため、意見・要望などを聞き、話し合ってきました。7月15日におこなわれた渋谷生活と健康を守る会との懇談では、厳しい生活を強いられている人々の声が寄せられました。その様子などをお知らせします。
     ◇
 懇談の最初に、渋谷生活と健康を守る会の柳原則夫事務局長から、生活保護行政についての発言。安倍前政権のもとで70歳以上の高齢者に実施されていた「高齢加算」が廃止され、きわめて厳しい生活が強いられていること、そのため生活保護者が裁判に訴え、大阪地方裁判所で政府が保護費を削減したことは憲法違反という判決が出されたが、国は一向に保護費の引き上げをしようとしていないことを指摘し、こうした政府を変えていくためにたたかっていくことが述べられました。
 そして、生活保護制度の改善と高齢者・障害者の生活をよくする以下の項目について報告されました。
生活保護制度の改善要望
 1 コロナ禍のもと今夏も高温の夏が予想されることから、熱中症予防のためににも、廃止された夏季見舞金(4千円)を復活すること。
 2 国が減額した「冬季加算」を元に戻すよう国に要請するとともに、区が実施していた冬季見舞金(4千円)を復活すること。
 3 憲法違反の「扶養照会」は中止すること。
 4 家具什器費(5万3千円)でクーラーが必要な人に設置できるようにすること。
 5 生活保護利用者にとって使いづらい医療券方式をやめて医療証方式に変えること。
 6 生活保護の申請用紙を福祉事務所はもとより各出張所の窓口に置いて、気軽に申請できるようにすること。
高齢者・障害者等の要望
 1 菅内閣は、来年10月から75歳以上で年収200万円以上の高齢者に対し、病院の窓口負担を現行1割から2割にすることを強行しました。高齢者をはじめ多くの人々が反対していることから、国に実施しないよう要請すること。
 2 デルタ株変異ウイルスに対応できるようワクチン接種の高速化をすすめ、全区民が接種できるようにすること。
 3 無症状者からの感染拡大を防ぐため、PCR検査の徹底をすすめること。
 4 低所得者へのエアコン購入の補助を実施すること。
 5 障害者の福祉タクシー券の大幅削減を中止し、元の月額4千6百円に戻すこと。
 6 高すぎる国民健康保険料を引き下げるとともに、18歳以下の子どもの保険料の徴収はやめること。
 7 知的障害者が肺炎球菌に感染し右目を失明した。片目の失明だけでも「障害級数」の資格が取れるよう、区でも特別の対策を講じること。
 8 住民税非課税世帯の家族のなかに障害者がいる場合、障害者医療費を無料にすること。
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No.1501 2021年8月8日

高齢者補聴器購入助成がスタート
住民税非課税対象に助成上限額3万5千円


 7月21日、渋谷区議会福祉保健委員会で、高齢者補聴器購入費助成事業について報告がありました。その主な内容をお知らせします。
     ◇
 住民や日本共産党が要望してきた高齢者補聴器助成事業について渋谷区は、聴力機能の低下にともない周囲と円滑なコミュニケーションを図ることが難しい高齢者に対して、補聴器の購入に要する費用の一部を助成することにより、高齢者の社会参加および地域交流をうながすことを目的としました。
 対象者は、渋谷区に住所を有する65歳以上の住民税非課税の人。聴力低下により補聴器の必要性が認められる人。①両耳が中等度難聴(40デシベル以上70デシベル未満)と診断された人。②左右いずれかの耳が40デシベル未満で医師が補聴器の必要を認めている人。
 なお、高度難聴以上と診断された人は、区役所の障害者福祉課身体福祉係(03‐3463‐1937)に相談してください。
 助成内容は、左右いずれかの耳、または両耳に装着する補聴器1台分の本体費用について、3万5千円を上限に助成します。医療機器として認定された補聴器を購入した場合に限ります。
 医師の診察料、検査料、証明書料は自己負担となります。
 申請は、近くの地域包括支援センターか、区役所5階の高齢者福祉課サービス事業係に出向き、申請書をもらい、記入して提出します。
 検査の結果、医師により補聴器が必要と認められた場合は、医師意見書(証明書)用紙に記入してもらいます。
 証明書には、オージオグラム検査結果(コピー可)を必ず貼り付けてもらいます。
 医師が記入した意見書(証明書)を、区役所高齢者福祉課サービス事業係に提出します。
 区は内容確認後、補助決定通知書と請求書兼口座振替依頼書を送ります。
 補助決定通知書到着後、原則3カ月以内に補聴器を購入し、購入店舗から申請者本人宛の領収書をもらいます。
 この補助決定通知書が届く前に補聴器を購入した場合は補助されないので、かならず決定通知書が来てから購入してください。
 また、領収書を紛失した場合は助成が受けられなくなりますので、大切に保管してください。
 請求書兼口座振替依頼書に領収書を添付し、高齢者福祉課サービス事業係に提出します。
 購入額が助成上限額(3万5千円)以下の場合は、購入額が助成額となります。
 助成金は本人が指定した口座に振り込まれます。
 住民運動と共産党区議団の提案が実り、実施された事業です。当初は50人の枠ですが、要件を満たした申請者には全員助成するとの方針ですから、大いに申請しましょう。
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No.1500 2021年8月1日

特別養護老人ホーム待機者393人
最長4年10カ月待ち 区はただちに増設計画を


 6月に開かれた渋谷区議会福祉保健委員会で、4月1日の特別養護老人ホームの入所希望者が393人で、昨年4月から84人、10月から7人増加し、最長の人は4年10カ月も待機していることが明らかになりました。
     ◇
 特別養護老人ホームの入所基準について、政府は要介護度3以上に制限し、要介護度1・2の場合、認知症などで在宅生活がきわめて困難な人に限り、入所申請を認めています。
 したがって、現在の待機者はすぐに入所が必要な人であり、そうした人が入所できない状況はただちに改善すべきです。
 今年5月に区役所そばの神南地域に完成した区立特別養護老人ホームかんなみの杜・渋谷は定数84人の施設。すでに入所者は決定され、7月から順次入所しています。
 日本共産党区議団は、幡ケ谷2丁目の幡ケ谷社会教育館の隣地の都営住宅跡地の取得やケアコミュニティ原宿の丘の活用をおこなって、特別養護老人ホームを増設することを求めています。
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